ESP32からコンポジットビデオ信号を生成し、古いCRTテレビにリアルタイムで幾何学ビジュアルを映し出すプロジェクト「CompositeVideoSynth」がGitHubで公開されている。
ハードウェアは標準的なESP32 WROOM-32(デュアルコア)とRCAケーブル、CRTテレビまたはコンポジット入力のあるモニターだけだ。ESP32のピン25をRCAケーブルの中心ピンに接続するだけでコンポジットビデオ出力が使える。映像エンジンは「Bitluni Composite Video」ライブラリをベースにC++で実装されており、6種類のシーンを切り替えながら映像を出力する。スターフィールド、回転する3DワイヤーフレームCube/Pyramid/Sphere、加速する幾何学トンネル、カスケードテキストなどがあり、サイズ・速度・形状・密度の4パラメーターをリアルタイム制御できる。
制御方法は2通りある。PCからUSBシリアル経由で「Pure Data」パッチを使う方法と、ESP32 C3をWi-Fiサーバーとして追加してWebインターフェース(192.168.4.1)からブラウザで操作する方法だ。どちらもMIDIコントローラーのフィジカルフェーダーを割り当て可能で、機材から手を離さずにビジュアルを操作できる。
通信プロトコルはシンプルで、シーン識別文字1バイト+パラメーター各3桁の固定長ASCII配列をそのまま送信する。文字列パースを省いてバッファを直接読むことで、CRT上のフレームレートを安定させている。ビルドにはPlatformIOを使う。
Live VJパフォーマンス、回路曲げ探求、レトロハードウェアグラフィックスの実験など幅広い用途に対応する構成で、ファームウェアのフラッシュとWebインターフェースのURLはプロジェクト関連サイトで配布されている。