Redditユーザーのjakesrs3氏が、愛犬Brunoのために自作のIoT温度調節器を製作し、その詳細をr/esp32コミュニティで公開した。
jakesrs3氏の愛犬Brunoは、夜間ガラス張りの部屋で眠っている。この部屋は家の中で最も冷え込む場所で、既存の暖房用温度調節器をここに置くと、15度に保つために家全体を暖めることになり、ガス代が跳ね上がるうえ寝室が「熱帯雨林のよう」になってしまう。オイルヒーターも試したが、温度調節機能がなくオン/オフしかできず、コストがガスから電気に移っただけだった。
jakesrs3氏はESP32C3開発ボード、240Vリレー、DHT11温湿度センサーを組み合わせて温度調節器を製作した。当初はセンサーの値に直接反応させる単純なループで実装していたが、ヒーターのデバウンス処理や5分間の平均温度の算出、17時〜翌10時のみ動作させる時間制限などの要件が出てきたため、最終的に条件に応じた自動制御機能を備えたIoTプラットフォーム「Inventronix」を一から構築したという。
設定した条件は、過去5分間の平均温度が16度を下回るとヒーターをオン、17度を超えるとオフにするというもの。ダッシュボードでは温度の推移とヒーター動作状況をグラフで確認でき、手動でのオン/オフ操作も可能となっている。一晩のグラフを見ると、この条件が4回発動してヒーターがオン/オフを繰り返し、温度が上下している様子が確認できたという。
総製作コストは約15ポンド(約2800円)、プログラミングに2時間、IoTプラットフォームの構築に1か月半を費やした。jakesrs3氏はInventronixを無料で公開しており、ドキュメントも用意している。