バッテリーパックや電源の電圧・電流・電力をスマートフォンのブラウザからリアルタイムで確認できる小型Wi-Fi電力メーターを、エレクトロニクスエンジニアのGokul氏がHackster.ioで公開した(CC BY-NC)。
測定範囲は最大36V・30Aで、カーバッテリーやリチウムイオンパックの監視にも対応する。測定の中核を担うのはAllegro製の電流・電圧計測IC「ACS37800」だ。シャントを介した電流と入力ラインの電圧をI2Cで出力するため、マイコンとの接続はVCC・GND・SDA・SCLの4本だけで済む。マイコンにはSeeed StudioのXIAO ESP32-C6を採用し、ACS37800からのデータを読み取りながら軽量なウェブサーバーを動かしてライブダッシュボードをホストする。
ダッシュボードはブラウザで機器のIPアドレスにアクセスするだけで表示され、専用アプリは不要だ。電圧・電流・電力がゲージ付きでリアルタイム表示され、80%超で黄色、95%超で赤く点滅して警告を出す仕組みも備える。起動時に無負荷状態で電流のゼロ点補正を自動実施するため、計測精度の調整も最小限で済む。
PCBはEasyEDAで設計しJLCPCBに発注。筐体はFusion 360でモデリングし、JLC3DPの透明レジンで造形することで基板が透けて見えるフロスト仕上げにした。コードとPCBファイル、筐体のSTLはHackster.ioのプロジェクトページで公開されている。