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ラズパイで古いKindleを情報ダッシュボードに、中古端末を再利用

古いKindleが引き出しに眠っている人は多い。電子ペーパーの画面は今も十分きれいで、文字は紙のように読める。ただし本体は非力で、最近のWebサイトはまともに表示できない。再利用の作例も、時計や天気など決まった画面を1つ映すだけのものが多く、手元で操作はできない。qadzek氏は、この2点を解いた「Kindle Carousel」を公開した。2011年発売のKindleとRaspberry Pi 4Bを組み合わせ、自分で作ったWebアプリを画面に映し、本体のボタンで切り替えられる。

仕組みは3つに分かれる。1つ目は表示したいWebアプリで、ニュースでも天気でもカレンダーでも、作った分だけ登録できる。2つ目と3つ目が肝だ。Kindleがブラウザーを動かせないため、サーバー側でWebアプリを開き、グレースケールのPNG画像として撮る。Kindle側では、Python製のアプリが決まった時刻に画像を取りに行き、画面に表示する。Kindleは絵を映すだけなので、非力なままでよい。

サーバーには自宅のRaspberry Piを使う。qadzek氏の構成では、Raspberry Pi 4BがWebアプリを配信するサーバーと、画面を撮るNode.js製のツールの両方を動かす。クラウドのVPSに置いてもいい。

操作は本体のボタンで受ける。Kindle側のアプリはキー入力を待ち続け、押されたらアプリを切り替える。自動で順番に回すこともできる。

この作りには代償がある。ボタンを常時監視するため、Kindleをスリープさせられない。同じ発想の先行プロジェクト「kindle-dash」は、画面を書き換えたらすぐスリープに入るため数週間充電なしで動くが、操作はできない。Kindle Carouselは数日で電池が尽きる。qadzek氏は、電源につなぎっぱなしで使う前提だと明記している。

対応機種はKindle 3とKindle 4 NTに限られる。jailbreakを施し、SSHで入れる状態にしておく必要がある。qadzek氏は、他社の電子書籍リーダーでは動かないが、コードを直せば対応できる可能性はあるとしている。中古のKindle 3や4は25ドル前後(約4100円)で見つかる。

コードはMITライセンスでGitHubに公開している。Webアプリの雛形も入っており、サーバー側とKindle側を順に設定すれば動く。

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FabScene編集部

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