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1979年のLEGOコンピュータブリックを10:1で拡大、Mac mini M4を内蔵した実用ワークステーション

LEGOには1979年に登場したコンピュータブリック(Part 3039p23)がある。宇宙シリーズのコックピット部品として定番となったこの小さなパーツを、10倍スケールの実用ワークステーションとして造形したのがオランダのクリエイティブスタジオWatt IVだ。2026年3月に制作者のPaul Staal氏が発表した「M2x2」は、内部にMac mini M4を搭載した、実際に使えるデスクトップPCだ。

本体はFusion 360でゼロから設計した3Dプリント製で、MakerWorldでSTLデータを無料公開している。Mac mini以外に必要な部材はAliExpressやAmazonで調達でき、7インチIPSタッチディスプレイ、USBハブ、ヒートセットインサートとネジなどを含めた部材費の合計は75.22ユーロ(約1万2000円)に収まる。PLAフィラメント代を含む計算だが、3Dプリンター本体が別途必要だ。

上面のスタッド2本はただの装飾ではない。一方にはIKEAのSymfoniskリモコンを組み込んだメディアコントロールノブがあり、音量調節と再生・一時停止に対応する。もう一方にはApple WatchやAirPods向けのQiワイヤレス充電器を内蔵しており、マグネットで脱着できる。背面には電源ケーブルをフックに巻き取って収納する折りたたみ式の「ウィング」を備え、初代Macintoshを参考にしたというポケット型の持ち手も設けた。

Staal氏本人はメインモニターにLG DualUpを接続してフルサイズのデスクトップとして使っており、M2x2前面の7インチ画面はHome Assistantのダッシュボード専用ディスプレイとして運用している。3Dプリンターの進捗表示やスマートホームデバイスの操作がすべてこの画面に集約されているという。

組み立て手順は18ステップで公式ブログに詳述されており、設計ファイルはオープンソースとして無料配布されている。

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FabScene編集部

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