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1977年のApple IIを現代の部品でハードから自作、設計データも公開

1977年に登場したApple IIを、現代の部品でハードウェアから丸ごと組み直した自作機が公開された。ソフトでの模倣、いわゆるエミュレーションではなく、実際の回路で動く。作ったのはSimon Boak氏で、「SB Mini II」と名付け、設計を丸ごとオープンソースで公開した。

初期のApple IIは、市販の汎用ICだけで作られていた。独自のチップが登場するのは後の機種からで、当時の回路図はマニュアルに載っており、動作を解説した本も多い。つまり、部品さえそろえば、いまでも再現できる。FPGAのような特別な部品もいらない。Boak氏は、Apple IIの成り立ちに謎はないと語る。

中核のCPUは、名機6502のCMOS版である65C02で、約1.024MHzで動く。オリジナルとほぼ同じ速さだ。メモリは、当時のDRAMをやめ、安価なSRAMに置き換えた。48KBを1枚半の32KBチップで用意し、64KBに届かせるため拡張カードを差している。

映像は、扱いの難しかったコンポジット映像の回路をまるごと外し、オープンソースのApple II用VGAカードで、より鮮明なVGA出力に切り替えた。これで回路も簡単になった。キーボードには、Apple II Plusよりも高性能なRaspberry Pi Picoを使い、USBキーボードをつなげるようにした。Picoが、昔のキーボードと同じ信号を作り出す。

筐体は、分割して3Dプリントし、貼り合わせて塗装した。合わせて、そろいのLCDモニターも設計している。Boak氏の作品はこれが初めてではなく、2024年にはApple 1のクローンも作った。組み上げた機体では、当時のApple IIのソフトが実際に起動し、その画面も公開している。DOOMは動かないが、それはオリジナルも同じで、オレゴン・トレイルなら遊べる。

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FabScene編集部

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