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業務用Stratasysと家庭用Bambu LabのABS、強度はほぼ互角ーーYouTuberが検証

業務用の高価なStratasys製ABSと、家庭用の安価なBambu Lab製ABSで、3Dプリントした部品の強度にどれだけ差が出るのか。3Dプリント素材の試験を手がけるYouTubeチャンネル「MyTechFun」のIgor Gáspár氏が、両者を比較する検証を公開した。

きっかけは、アメリカの視聴者からの連絡だった。その視聴者は2013年からStratasysの「Fortus 250mc」とABS樹脂「ABS Plus P430」を使ってきたが、プリンターが故障してサポートも終わり、Bambu Labの「X1E」に乗り換えた。手元には専用カートリッジ入りのP430が残っており、これを開けて巻き直したものをGáspár氏に送った。

Gáspár氏は、3通りの試験片を用意した。1つ目は、Stratasysの新しいABS「M30」を、ブダペストの受託サービス会社VarinExに頼み、Stratasysのプリンターで出力した。2つ目は、送られてきたP430を、自分のBambu Labのプリンターで出力した。3つ目は、Bambu LabのABSをBambu Labのプリンターで出力した。

Stratasysでの出力は、カートリッジを挿すだけで設定はすべて任され、印刷時間は約14時間かかった。一方、Bambu Labでは約3時間半で仕上がった。P430はBambu Lab向けの設定がないため、温度を260〜280℃で振って試し、最終的にノズル280℃などの設定で出力した。

引っ張りや曲げ、層の接着などの強度試験では、Bambu Labで出力したP430がもっとも強い場面が多かった。ただGáspár氏は、3通りのうちP430だけは温度を上げるなど専用に調整した設定で出したため、単純な比較にはならないとしている。StratasysのM30とBambu LabのABSは、衝撃にはBambu Labが強く、熱にはM30が強いなど、項目によって入れ替わり、大きな差はなかった。

では、機械的な強度に大きな差がないなら、なぜ高価なStratasysを使うのか。Gáspár氏は、違いは信頼性と仕上がりの質にあるとみる。Stratasysで出した部品は、底面の広がり(エレファントフット)や継ぎ目が見えず、寸法も正確だった。スライサーが収縮を補正している可能性や、層の厚みがより薄い可能性を挙げている。プリンター自体も、メンテナンスは年1回で済むという。価格差に見合うかどうかは使い手しだいだとしている。

FabScene編集部

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