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ThinkPad X230のパネルを25ドルのIPSパネルに換装、はんだ付けなし・プラグアンドプレイで映像品質が激変

ThinkPad X230は一部の熱心なファンから愛される名機だが、出荷時に搭載されているTNパネルへの評価は厳しい。視野角の狭さとコントラストの低さが目立つこのパネルを、25ドル(約4000円)のIPSパネルに換装する作業をYouTubeチャンネルが動画で公開した。

X230のIPS換装にはいくつかの方法がある。フルHD化まで含む「Nitrocasterモッド」もその一つだが、マザーボードへの直接はんだ付けが必要なため、今回は選択肢から外した。採用したのは互換IPSパネルをそのままケーブルに差し込む最もシンプルな方法で、解像度は元の1366×768のままだ。パネルはAliExpressで25ドル(約4000円)で購入。ドライバー不要、はんだ付け不要で、ネジを外してパネルを差し替えるだけで動作した。

ただし換装後に一つ問題が発覚した。70ドル(約1万1000円)の上位版にはパネルをリアカバーに固定するためのブラケット(ネジ穴付き)が付属しているが、25ドル版にはそれがない。ブラケットはパネルの固定だけでなく、ディスプレイアセンブリ全体の剛性を保つ役割も担っていた。換装後に1コーナーを持って開閉するとパネルがたわむことが翌日の確認で判明し、動画内で正直に報告している。個人使用なら許容できるレベルとしながらも、他人に渡す機器への採用は避けたほうがよいと述べている。

パネルのスペックはsRGBカバー率69%・Adobe RGBカバー率52%と色再現性は高くなく、カラーワークには向かない。2012年製のLGパネルで60Hz・300nitで、わずかなゴーストも確認されている。デッドピクセルはなく、動作は問題なかったが、AliExpressでの購入者によっては初期不良が報告されているケースもあるという。

それでもTNパネルとの差は動画内の並べた比較映像で一目瞭然で、「25ドルでできる最良のアップグレード」と制作者は評価する。ブラケット付きの70ドル版を選べば剛性問題は解消されるため、リセール目的や長期使用を想定するなら上位版の検討も合理的だ。Part 2ではクラシックキーボードモッドとファームウェアのジェイルブレイク(IV Rainを使ったBIOS解除)が予定されている。

FabScene編集部

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