AIAA(米国航空宇宙学会)が、宇宙ロケット設計の基礎から実務までを体系的に学べるオンラインコース「Design of Space Launch Vehicles」を2026年2月9日から開講する。受講料は会員1495ドル(約23万円)、非会員1695ドル(約26万円)、学生会員695ドル(約11万円)。
7週間にわたり全13回の講義が行われ、総講義時間は39時間となる。毎週月曜と水曜の米国東部時間10時30分から13時30分(日本時間24時30分から27時30分)にライブ配信され、全セッションは録画されるため、リアルタイムで参加できない場合も2年間オンデマンドで視聴できる。
受講者には講師の著書「Design of Rockets and Space Launch Vehicles」(第2版、1070ページ)の電子書籍が付属する。
カリキュラムは、ロケット工学の基礎理論から実際の設計プロセス、製造、試験、コスト分析まで幅広い。具体的には、軌道力学と打ち上げ要件の分析、固体・液体・ハイブリッドエンジンの推進システム、ステージング最適化、構造設計と材料選定、飛行制御と安定性、振動・音響・熱環境への対応などを扱う。
Falcon 9、Saturn V、Ariane、スペースシャトルなど実在のロケットを題材にした解説が含まれ、再利用技術や小型ロケットといった最新トピックもカバーする。
講師は元Boeing Technical FellowのDon Edberg氏。カリフォルニア州立工科大学ポモナ校で2001年から航空宇宙機設計を教えており、NASA各センターやFAA、Northrop Grummanなどでも講座を担当してきた。スタンフォード大学で航空宇宙工学の博士号を取得し、10件の米国特許を持つ。
対象者は、航空宇宙分野のエンジニア、研究者、プロジェクトマネージャー、大学院生など。システム設計、空力、構造、推進、制御、製造など幅広い専門分野のエンジニアが受講できる内容となっている。