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Andurilが有人ヘリ随伴の攻撃機「Thunder」公開、ミサイル10発搭載

Anduril IndustriesとArcher Aviationが2026年7月20日、英国のファンボロー国際航空ショーで、自律飛行する攻撃用回転翼機「Thunder」を公開した。有人の攻撃ヘリコプターに随伴して飛ぶ無人機で、ミサイルや対ドローン装備を積み替えられるモジュール式の設計を採る。初飛行は2027年を予定する。

Thunderは、垂直に離着陸したのち、ローターを傾けて固定翼機のように前進飛行へ移るティルトローター機だ。米国防総省の分類で最も大型のGroup 5に位置づけられる。有人のAH-64 Apacheや、米陸軍が開発中の次世代機MV-75 Cheyenne IIと編隊を組み、3〜6機が1機の有人機に付き添う運用が想定されている。パイロットを危険にさらさずに、センサーや武器を前線へ届ける狙いがある。

推進方式には、エンジンで発電しモーターで駆動するシリーズ・ハイブリッド電動システムと、飛行の局面ごとにローターの回転数を変える「最適速度ティルトローター」技術を組み合わせた。巡航時は燃料消費を抑え、低空へ進入する際は騒音を下げられる。機体はティルトローター技術、Archerのハイブリッド電動ドライブトレイン、Anduril独自の自律制御ソフト「Lattice」を統合して作られた。編隊全体のセンサー情報をまとめ、衝突回避や編隊飛行、任務の割り当てを、遠隔操縦者なしにこなす。

搭載装備は任務に応じて入れ替えられる。主payloadモジュールには、AGM-114 HellfireやAGM-179 JAGM、Anduril製Barracuda-100Mといった空対地ミサイルを最大10発、または小型の投射装備を最大16基積める。機首のモジュールには対ドローン装備を12基まで同時に搭載でき、地上攻撃用の武器を積んだまま空からの脅威にも対処できる構成だ。将来の任務システムや装備を後から組み込めるオープンな設計だとしている。

開発の背景には、ウクライナでの戦訓がある。安価なドローンや携行型ミサイルの普及で、低空を飛ぶ回転翼機の損耗が増した。米陸軍は2024年2月に次期攻撃偵察機(FARA)計画を中止しており、その穴を埋める提案でもある。輸送のしやすさも重視し、機体は標準的な40フィート(約12m)の海上コンテナに収まるよう分解できる。Anduril社長のChris Brose氏は、Thunderに盛り込んだ多くの設計は、米国と欧州の同盟国がウクライナで学んだ教訓に基づくと述べている。Andurilと Archerが共同開発したVTOLプラットフォームには商用版もあり、Archerは商用の初期顧客を近く発表する予定だとしている。

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FabScene編集部

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