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Arduino、プラグアンドプレイモジュール「Modulino」に4製品を追加、リレーやジョイスティックなど

Arduinoは2025年12月3日、プラグアンドプレイ型のモジュールシリーズ「Modulino」に4つの新製品を追加したと発表した。はんだ付けやブレッドボード配線なしでプロトタイピングできる同シリーズは、既存の7製品と合わせて計11製品のラインナップとなった。

追加されたのは「Modulino Latch Relay」「Modulino Light」「Modulino Joystick」「Modulino Vibro」の4製品。Latch Relayは最大30V DCの外部負荷を切り替えられる電気機械式リレーで、ホームオートメーションや省エネ用途に向く。Lightは赤外線検出と色認識に対応した環境光センサーで、周囲の明るさに応じてプロジェクトを自動で適応させられる。Joystickはプッシュボタン内蔵のアナログジョイスティックで、ゲームやロボット操作向け。Vibroは振動モーターを搭載し、通知やアラートなどの触覚フィードバックに使える。

ModulinoシリーズはQwiicコネクターでArduinoボードに接続する。対応ボードはUNO Q、UNO R4 WiFi、Nesso N1、Nano R4、Nano Connector Carrierなど。3.3V動作の他のArduinoボードでもQwiic-ブレッドボードジャンパーやサイドヘッダーを使って接続できる。各モジュールには5cmのQwiicケーブルが付属し、デイジーチェーン接続で複数のモジュールを連結できる。Arduino言語(C++ベース)とMicroPythonの両方に対応している。

価格はLatch Relayが10.09ドル(約1500円)、Lightが8.27ドル(約1200円)、Joystickが15.23ドル(約2300円)、Vibroが11.36ドル(約1700円)。いずれもArduino公式サイトの直販価格。日本国内では代理店経由での販売となるため、価格は変わる可能性がある。

既存のラインナップにはMovement(6軸IMU)、Distance(ToF距離センサー)、Thermo(温湿度センサー)、Knob(ロータリーエンコーダー)、Buzzer、Pixels(8連RGB LED)、Buttonsの7製品がある。

関連情報

More ways to prototype faster: four new Arduino Modulino are now available(Arduino Blog)
Modulino(Arduino Store)

FabScene編集部

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