Bambu Labのマルチカラー3Dプリンター「H2C」の国内販売が始まった。公式ストアに加え、国内の販売代理店が取り扱いを開始している。
H2Cの特徴は、独自のホットエンド交換システム「Vortek」にある。従来のマルチカラー3Dプリンターでは、フィラメント交換のたびにノズル内の残留材料を押し出す「パージ」が必要だった。色数が増えるほど廃材も増え、材料コストと造形時間の両面で課題となっていた。
Vortekシステムでは、ノズル単体ではなくホットエンド全体を交換する。本体右側に6基のホットエンドを収納したラックを備え、造形中に自動で付け替える仕組みだ。ホットエンドごとフィラメントを保持するため、色替え時のパージが不要になる。
誘導加熱を採用しており、ホットエンド交換後の予熱時間は約8秒。ノズルオフセットの自動キャリブレーションにも対応し、精度は25μm以内に収まる。AMS 2 Proを最大4台接続すれば、1回の造形で最大24種類の素材を使い分けられる。
造形サイズは330×320×325mm。最大ヘッド速度1000mm/s、最大加速度2万mm/s²を実現している。65℃のアクティブ加熱チャンバーを備え、ABSやPC、PA、PPSなどのエンジニアリング素材にも対応する。ノズル温度は350℃まで上がる。
AMS 2 Pro Comboセットの販売価格は以下のとおり(いずれも税込)。
Bambu Lab公式ストアは39万9900円で販売している。
SK本舗は39万9900円で公式と同額。同社は国内に修理拠点を持ち、LINE連携で5%OFFクーポンを配布している。
サンステラは39万9900円で、独自の日本語取扱説明書を同梱する。同社はプレミアム保証サービスも提供している。
APPLE TREEはAMS Comboが39万9960円、AMS 2 Pro Comboが49万5880円。同社はFLASHFORGEの日本代理店としても知られ、法人向けサポートに強みを持つ。
なおサンステラでは、レーザー対応モデルやFull Comboの納期は未定となっている。