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レーザー加工も可能な大型3Dプリンター「Bambu Lab H2S」国内予約開始、19万5800円から

3Dプリンターの販売代理店事業を手掛けるAPPLE TREEは、Bambu Labが開発した大型3Dプリンター「H2S」の予約販売を開始した。340×320×340mmの造形エリアを持ち、3Dプリントに加えてレーザー切断や彫刻、デジタルカッティング、描画にも対応するオールインワンモデルで、価格は19万5800円から。

「H2S」は同社の従来モデル「X1C」と比較して120%大きい造形エリアを搭載し、大型パーツや複雑構造の一体造形が可能だ。最大350℃対応のノズルと65℃の加熱チャンバーを備え、PLA、ABS、PC、PPA、カーボンファイバー強化ナイロンなど多彩な素材に対応する。

X1Cより120%大きい造形エリア(画像出典元:プレスリリース)

高速造形と多素材対応を実現

Bambu Lab独自のPMSMサーボ押出システムにより、押出力を67%向上させ、高流量プリントに対応する。最大1000mm/秒の高速印刷と2万mm/秒²の加速度により、短時間で大型モデルを高精度に造形できる。複数のフィラメントを自動供給する「AMS 2 Pro」によりフィラメントを自動で切り替え、マルチマテリアル印刷も安定して行える。大型モデルや複雑構造物でも効率よく造形可能だ。

オプションのレーザーモジュールやカッティング・描画モジュールを使用することで、彫刻、レーザー切断、デジタルカッティング、描画など多様な加工が可能となる。合板やアクリル、革などの素材も加工できる。なお、通常の「H2D」をレーザー対応版にアップグレードするには後日発売予定のアップグレードキットが必要となる。「H2S」のレーザー出力は10Wのみの対応で、40Wには対応していない。

本製品は中小企業経営強化税制(A類型)の優遇措置に対応しており、税制優遇措置を活用することで購入費用の負担を軽減できる。

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FabScene編集部

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