ビット・トレード・ワンは、模型電飾用USB給電式小型基板「模型電光」及びアクセサリシリーズを2025年11月7日に発売すると発表した。はんだ付けや電気知識が不要で、専用アプリから多彩な発光パターンを設定できる。基板サイズは18×27mmと小型で、模型やジオラマへの組み込みに適している。市場想定売価は基板単体が2980円前後(税抜)。
ビット・トレード・ワンが発売する「模型電光」は、最大6点のLEDと1点のスイッチを接続できるLED制御基板だ。USB Type-Cでパソコンと接続し、専用アプリから点滅、明滅、ゆらぎ、回転灯など8種類の発光パターンをLED毎に設定できる。設定内容は基板に保存されるため、モバイルバッテリーなどで電源を供給すれば、パソコンなしでも設定通りの動作が可能になる。
基板サイズは18×27mmと小型で、模型や小物の中にも収納できる。はんだ付け不要のソケットコネクタ方式を採用しており、LEDの差し替えも簡単だ。後から色や位置を調整する際にも、再度はんだ付けする必要がない。
設定できる発光パターンは、点滅、点灯、明滅、ゆらぎ、蛍光灯、マズルフラッシュ、回転灯、無効の8種類。各パターンは0.02秒単位で細かく調整でき、パラメータには強さ、速さ、輝度、スタートタイミングなどがある。たとえばマズルフラッシュパターンでは、銃口の閃光をイメージした発光を再現でき、点滅回数やスピード、間隔を細かく設定可能だ。
スイッチとの連動機能も充実している。5つのモードから選択でき、「いつでも光る」「スイッチONで光る」「スイッチOFFで光る」「押すたびに切り替え」「離すたびに切り替え」といった動作を設定できる。これにより、武器のトリガーや扉の開閉と連動した演出が可能になる。
作成した設定ファイルはインポート、エクスポートが可能で、ユーザー間で共有できる。イベントごとに設定を切り替えたり、友人とデータ交換したりといった使い方もできる。
本製品はオープンソースとして開発されており、アプリ、ファームウェア、設計データが公開されている。誰でも自由に改変、再配布が可能だ。
製品ラインナップは、基板単体の「MMLB6」(市場想定売価2980円前後、税抜)のほか、基板、USBケーブル、押しボタンスイッチ、LED3色各2本が含まれる「スターターキット」(市場想定売価4480円前後、税抜)を用意。アクセサリとして、9色のLEDユニット(各380円前後、税抜)、プッシュスイッチとトグルスイッチ(各480円前後、税抜)、延長ケーブル(300円前後、税抜)なども同時発売する。
2025年11月1日から2日に大阪で開催される「おおさかホビーフェス」で先行販売を実施する。
[画像配置: 基板本体の写真とスターターキットのパッケージ写真] キャプション: 18×27mmの小型基板「模型電光」。画像出典元: プレスリリース