中国Espressif Systemsは2026年10月23日、マイコン「ESP32」シリーズのチップを1ページで比べて選べるWebツール「ESP32 Chip Comparison Center」を、開発者向けの公式ブログで紹介した。チップごとの仕様の確認、複数チップの比較、条件による絞り込み、用途の事例の参照、開発ボードの選定という5つの機能を1カ所にまとめた。
ブログによると、同社のチップはESP8266とESP32から、S、C、H、P、Eの各シリーズへと種類が増え、選ぶのに必要な情報が多くのデータシートに分かれていた。同社には型番や販売に関する情報、製品のライフサイクルを調べる「ESP Product Selector」があるが、新しいツールは技術面での比較を主な目的にしている。
画面左のリストからチップを選ぶと、主な機能の要約と仕様の一覧を表示する。機能名をクリックすれば技術的な説明を読め、関連する公式資料にも移動できる。2つ以上のチップを選ぶと仕様を横に並べた表になり、違いのある項目が強調される。比較表は、強調表示を残したままExcel形式で書き出せる。
条件による絞り込みでは、必要な機能や端子を指定すると、条件を満たすチップを一覧にする。指定できる項目は、CPUのコア数とクロック周波数、メモリーの容量、Wi-Fiの規格と周波数帯(2.4GHz、5GHz、6GHz)、Bluetoothのバージョン、ThreadやZigbeeへの対応などだ。UARTやI2Cといった周辺機器をつなぐ端子の数、USBの通信速度、有線LAN、カメラや画面をつなぐ端子、タッチセンサーの有無も条件に加えられる。一覧には、CPU、クロック周波数、メモリーといった主な仕様も表示される。
用途の事例のタブでは、選んだチップの代表的な使い道と公式のデモ、関連するハードウェアとソフトウェアの資料を確認できる。開発ボードの選定のタブでは、画面、音声、画像認識といった用途から出発し、チップや画面の大きさ、端子の条件で同社の公式開発ボードを絞り込める。結果には各ボードの主な仕様と関連資料が表示される。ツールは同社の技術資料サイトで公開しており、ブラウザーから使える。表示は英語と中国語を切り替えられる。