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ゲーム『Factorio』の開発元が公式3Dデータ65種を無料公開

工場を自動化していくゲーム『Factorio』の開発元、チェコのWube Softwareは2026年9月25日、ゲームに登場する機械や敵を3Dプリントできる公式のデータを公開した。65種類のモデルを247のファイルに分けて、Prusa Researchが運営するデータ共有サイト「Printables」で無料で配布する。ライセンスは、作者を表示し営利目的で使わないことを条件とするCC BY-NC 4.0になる。

収めたのは、ゲームの序盤に登場するものが中心だ。資材を運ぶベルトコンベヤーやアームで物を移すインサーター、組立機、採掘機、チェスト、石の炉といった機械のほか、プレイヤーのキャラクター、敵の巣と虫のような敵をそろえた。ベルトコンベヤーはゲームのマス目に合わせた格子の仕組みで並べられ、ジオラマのように組み合わせられる。

ゲームの3Dモデルをそのまま印刷用に変えれば済む、とはいかなかった。Factorioは斜め上から見下ろす視点のゲームで、画面では見えない機械の裏側は作り込まれていない。見る角度を固定した前提で、宙に浮いた部品が機械らしく見えるだけのものもあったという。そこでWubeのアーティストが、裏側の機械を新たに考えて作り起こし、画面で見た印象に合う形に作り直した。

家庭用の3Dプリンターで印刷しやすくする工夫も重ねた。機械は部品を分け、印刷を支える補助の構造(サポート)を使わずに済むようにした。はめ込んで組み立てる人向けに隙間を詰めた版と、接着剤で固める人向けに隙間を広く取った版の2種類を、ほとんどのモデルで用意している。形が複雑な敵は、脚を逆さまにして印刷し、背中の殻を別の部品にして、サポートの跡が目立たないようにした。

きっかけは2024年夏に同社が開いた、拡張版「Space Age」の試遊会だった。会場にPrusa Researchが出展し、その場でゲームの敵をモデル化して印刷したことから、公式のモデルを作る話が始まったという。同社は、ゲームのパッケージのような物として手元に残るものが減る中で、高価な限定品を作るのではなく、誰もが自分で印刷できる形でファンへの感謝を届けたかったと説明している。

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FabScene編集部

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