重量1kgの小型AIロボット犬「Hengbot Sirius」が、クラウドファンディングプラットフォームKickstarterで資金調達を進めている。
Hengbot Siriusは「学習で訓練可能なAIロボット犬」として開発されており、1000以上のモーションライブラリーを搭載している。5TOPSのAIプロセッサーを内蔵し、マルチモーダル対話機能により音声や視覚による指示に対応できる。生体模倣設計により、本物の犬のような俊敏な動きを実現している。
Hengbot Siriusにはユーザーが独自の動作やプログラムを作成できる「Sirius Creator Studio」が用意されている。基本版はすべてのモデルに付属し、教育版では「Creator Studio Pro」が利用できる。これにより、ユーザーは自分だけのロボット犬の動作パターンを作成・カスタマイズできる。
製品は複数の価格帯で提供されており、基本モデルの「Sirius ONE」は早期割引価格659ドル(約9万7000円)から購入できる。上位モデルの「Sirius PRO」(759ドル~)には追加バッテリーとBluetoothジョイスティックが付属し、最上位の「Sirius EDU」(959ドル~)では開発者向けライセンスと技術サポートが含まれる。
価格帯は単体購入から2台セットまで幅広く設定されており、早期支援者向けの「Hidden Gem Tier」では20ドルのデポジット支払い者限定で最大53%の割引が適用される。配送は世界各国に対応し、日本への配送料は15ドルとなっている。
開発元のHengbotは「生物を上回る俊敏性、知能、パワーを持つロボットの設計」を目標に掲げており、今回が初のKickstarterプロジェクトとなる。プロジェクトは2025年8月25日まで継続され、2025年10月の出荷を予定している。