東京大学を幹事機関とするRoAD to the L4 テーマ4コンソーシアム(CooL4)と東武バスセントラルは、2026年1月13日から千葉県柏市の柏の葉地区で自動運転レベル4(特定自動運行)によるバスの営業運行を開始した。東京都市圏(東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県)の公道における自動運転レベル4での運行開始は初となる。
自動運転レベル4(特定自動運行)とは、特定の走行環境条件を満たす限定された領域において、自動運行装置が運転操作のすべてを担う状態を指す。システムが機能限界に達した場合は、自動運転システム自体がリスク最小化制御を実施し、安全な場所に車両を停止させる。
運行区間は柏の葉キャンパス駅と東京大学柏キャンパスを結ぶシャトルバス路線の一部で、一号近隣公園停留所から三井ガーデンホテル柏の葉パークサイド前(税関研修所)停留所までの約700m。最高速度は時速40kmで、センサーやカメラで自己位置を認識しながら、あらかじめ設定されたルートを走行する。運転席には乗務員が乗車する。
使用車両はいすゞの中型バス「エルガミオ」で、先進モビリティが自動運転車両に改造した。2025年8月29日に国土交通省関東運輸局から道路運送車両法に基づく自動運転レベル4車両の認可を取得している。
柏の葉地区では、柏ITS推進協議会が主体となり2019年11月から自動運転バスの公道走行実証実験を開始していた。2021年度からは経済産業省と国土交通省の共同事業「RoAD to the L4」に採択されたCooL4が、一般車や歩行者、自転車が混在する公道での特定自動運行実現に向けた走行試験を重ねてきた。
東武バスセントラルは2025年11月12日に千葉県公安委員会から道路交通法に基づく特定自動運行の許可を、同年12月9日に千葉運輸支局から旅客自動車運送事業の計画に係る変更の認可を取得した。
CooL4は東京大学モビリティ・イノベーション連携研究機構(UTmobI)を幹事機関として、名古屋大学、産業技術総合研究所、三菱総合研究所、日本自動車研究所、先進モビリティで構成される。現在のシャトルバスは東京大学の学生、教職員および来訪者向けの路線だが、2026年2月には一般向け試乗会を予定している。