時計の読み方をまだ知らない子どもに、いまが何の時間かをどう伝えるか。ドイツ人MakerのRemindiが公開した3Dプリント時計「Kids Clock」は、数字の代わりに記号でそれを示す。太陽の絵が一日の時間帯を表し、月のマークはナイトライトを兼ねる。リュックと家のアイコンで平日と休日を、温度計で気温を、雫で雨や雪の予報を示すといった具合だ。
中身はESP32とフルカラーLEDで、表示はWS2812bの16×16マトリクスが受け持つ。マイコンにはWemos D1 Mini ESP32を使い、天気や時刻のデータは自宅のWiFi経由で取得する。設定はスマホでも開けるWebUIで済ませられ、ファームウェアの書き込みもブラウザ上で完結する。
記号の使い方は工夫されている。曜日は点の位置で示し、カレンダーのアイコンは登録した予定を知らせる。プレゼントのマークは、誕生日や祝日が近づくほど光る部分が増え、当日にすべて点灯する。木のマークは季節を表す。温度計は、気温に応じて青から赤へ色が変わる。数字を読めなくても、絵の変化で一日の予定や天気が伝わる仕掛けだ。
このモデルは、Printablesで12ドル(約1900円)で販売されている。設計データを購入してダウンロードし、自分で部品を3Dプリントして組み立てる形だ。製作者によると、データは法的に保護されており、無断での複製や再配布、商用での販売は禁じられている。
組み立てには、ESP32とLEDマトリクスのほか、USB Type-Cのコネクターと5Vで2A以上の電源、ねじやはんだ付けの道具が要る。ケースは付属のデータを印刷して使うほか、木材で自作する例も紹介されている。子どもと一緒に飾れる、見て楽しい時計に仕上がっている。