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M5StickS3登場、PSRAM 4倍・音声コーデック搭載のM5StickC Plus2後継機

スイッチサイエンスは2026年1月23日15時、M5StackのミニIoT開発キット「M5StickS3」の販売を開始する。M5StickC Plus2の後継モデルとなる。価格は4290円。

M5StickS3はESP32-S3-PICO-1-N8R8を搭載し、8MBのフラッシュメモリと8MBのPSRAMを内蔵する。前モデルのM5StickC Plus2と比較してPSRAMが2MBから8MBへ4倍に増加しており、より大規模なプログラムやデータ処理に対応する。

最大の変更点はオーディオ機能の強化だ。M5StickC Plus2のパッシブブザーに対し、M5StickS3はES8311オーディオコーデック、MEMSマイク(SNR 65dB)、AW8737パワーアンプ(1W)を搭載した。24ビットのI2Sプロトコルに対応し、クリアな音声キャプチャと高音質な音声出力を実現する。これによりAI音声アシスタントとの対話や音声認識機能の実装が容易になる。

ディスプレイは1.14インチIPS-LCD(135×240ピクセル)、6軸IMUはBMI270を搭載する。赤外線機能は送信のみだったPlus2から送受信両対応となり、スマートホームの制御用途が広がる。バッテリー容量は200mAhから250mAhに増加した。

Plus2との比較では、IMUセンサがMPU6886からBMI270に変更され、より高精度な姿勢検出が可能になった。拡張端子もHATバス(1×8ピン)からHAT2バス(2×8ピン)に拡張され、より多くの周辺機器を接続できる。

一方で、M5StickC Plus2に搭載されていたRTC(リアルタイムクロック)のBM8563は非搭載となった。重量は16.7gから20.0gへ約20%増加している。厚みも13.5mmから15.0mmへ1.5mm増加した。

音声機能の強化により、スマートスピーカーの試作、音声コマンドによるロボット制御、騒音モニタリングシステムなど、音声を活用したIoTデバイスの開発が身近になる。ESP32-S3はAIアクセラレーション機能を持つため、エッジAIデバイスのプロトタイピングにも適している。

サイズは48.0×24.0×15.0mm。動作温度は0〜40℃。電源はUSB Type-Cから5Vで供給する。拡張端子はHAT2バス、HY2.0-4P、USB Type-Cを備える。

スイッチサイエンスのウェブショップで販売する。

※記事初出時にスペックに誤記がありました。訂正してお詫び申し上げます

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M5StickS3(スイッチサイエンス)
プレスリリース

FabScene編集部

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