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NHK「魔改造の夜」初の大型展示イベント、東京・秋葉原で開催(2025年9月2日まで)

NHKで放送されている技術開発エンターテインメント番組「魔改造の夜」の番組初となる大型展示イベント「魔改造の夜 THE MUSEUM」が、2025年8月25日から9月2日まで東京・秋葉原のベルサール秋葉原で開催される。これまでの放送で登場した「魔改造」マシンの展示に加え、開発したエンジニアによる実演と解説講座も実施する。

「魔改造の夜」は2020年6月からNHKで放送されている番組で、日本の大手メーカーや町工場のエンジニアが扇風機や掃除ロボットなどの日用品を「モンスターマシン」に改造し、その性能を競う内容となっている。

今回の展示イベントでは、ベルサール秋葉原のB1・1F・2F(約2000平方メートル)を全館貸切で使用し、これまでの放送で登場したモンスターマシンを一挙展示する。参加企業には日本三大重工業の巨大メーカーAエイチアイ、巨大な電機メーカーPナソニック、軽自動車など四輪車や二輪車の世界的メーカーSズキ、自動車産業の巨人T社、横浜の町工場Oスズなど、大企業から町工場まで幅広い企業のマシンが並ぶ。

会場に展示されている作品の一部番組を賑わせたモンスターマシンが一堂に会する

エンジニアによる実演と技術解説

会場のB1特設ステージでは、番組でおなじみの実況担当矢野武氏も参加し、モンスターマシンの実演と開発エンジニアによる解説講座を開催する。番組では語られることのない開発秘話や技術的な詳細について、実際に開発したエンジニアが解説。講座の日程は公式サイトに掲載されている。

また、T・DKやOスズ、S津製作所、Sライズ、N社などの参加企業によるワークショップも実施する。内容は3Dプリンター体験、ジャイロ効果実感のハンドスピナー制作、クロマトグラフィーを使った落書きペン特定実験など、各企業の技術を活用した体験型プログラムとなっている。

イベント限定グッズとして、これまでの放送に登場したモンスターマシンのスペックや開発チーム情報をまとめた番組初の公式BOOKを3850円で販売するほか、オリジナルTシャツ(3500円)、フェイスタオル(1500円)、ステッカー(1000円)なども用意する。

チケットは当日券で一般2100円、高校・大学・専門学校生1600円、小・中学生600円。チケットぴあ、ローソンチケット、イープラスなどで販売している。会期中のステージイベントはライブ配信およびアーカイブ配信も行う予定だ。

開館時間は10時から18時(最終日は16時閉館)。8月29日から31日は19時30分まで夜間延長する。

初日に開催したオープニングセレモニーでは番組で生贄となった玩具の鎮魂祭も執り行われた

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公式サイト

越智 岳人

FabScene編集長。複数のエンタープライズ業界でデジタルマーケティングに携わる。2013年にwebメディア「fabcross」の設立に参画。サイト運営と並行して国内外のハードウェア・スタートアップやメイカースペース事業者、サプライチェーン関係者との取材を重ねる。 2017年に独立。編集者・ライターとして複数のオンラインメディアに寄稿するほか、スタートアップ支援事業者の運営に携わる。スタートアップや製造業を中心とした取材実績多数。