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独MNTがノートPC基板用ファンレス筐体を発表、RK3588もラズパイCM4も可

ドイツのMNT Researchは2026年8月20日、オープンハードウェアのデスクトップ筐体「MNT Station」のクラウドファンディングをCrowd Supplyで始めた。同社のノートPC「MNT Reform」のメインボードをそのまま収めるファンレスの箱で、デスクトップPC、家庭内のサーバーやファイル保管用のNAS、ルーター、テレビ下のメディア機として使うことを想定する。筐体の設計データはハードウェア向けのオープンソースライセンスCERN OHL-S 2.0で公開済みで、締切は9月25日、出荷は2027年1月24日を見込む。

MNT Reformはメインボードと、CPUとメモリーを載せた「プロセッサーモジュール」を分離した構造で、モジュールを差し替えて世代を上げられる。Stationはこの仕組みを机の上に持ち込む製品で、旧世代(2.0/2.5)から最新の3.0まで、どのメインボードも入る。ノートを新しい基板に載せ替えた人が、余った旧基板を据え置き機に転用できるほか、メインボードとモジュールを新規に組み合わせて1台組むこともできる。プロセッサーモジュールにはRockchip RK3588、NXP LS1028Aのほか、アダプターを介して、基板に組み込む形のラズパイ「Raspberry Pi Compute Module 4」も選べる。

筐体は279×133×26mm、重さ0.68kgで、ビーズブラストとアルマイトを施したCNC削り出しのアルミでできている。平置きと縦置きに加え、背面のVESA規格のねじ穴(75mmと100mm)とキーホールでモニター裏や壁にも掛けられる。ポートカバーには電源ボタンと10個のLEDが並び、内蔵のATtinyマイコンを通じてLinux側からCPU使用率やネットワーク負荷を表示させられる。SMAアンテナ用の穴も2つあり、Wi-Fiカードやソフトウェア無線の外部アンテナを取り付けられる。メインボード側はリン酸鉄リチウム(LiFePO4)のセル8本の充電と監視に対応しており、セルを入れれば停電時もしばらく動き続ける。

価格は筐体単体が299ドル(約4万8000円)で、黒、銀、ペトロールブルーの3色から選ぶ。メインボード3.0は429ドル(約6万8000円)、USB Type-Cポートを2つ足す拡張キット(対応モジュールならDisplayPort出力も通る)は125ドル(約2万円)で、RK3588モジュール(899ドル、約14万円)やCompute Module 4アダプター(155ドル、約2万5000円)は既存製品として同時購入できる。電源は付属せず、USB Type-Cで給電するUSB PD対応の65〜100Wアダプターを別途用意する。日本への送料は12ドル(約1900円)で、出荷はCrowd Supplyの物流パートナーであるMouserが担う。円換算は2026年8月24日のレートによる。

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FabScene編集部

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