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10.5×10.9mmの超小型Arduino互換ボード「pinch」が予約開始

moddoが、USB Type-C端子とほぼ同じ大きさしかないArduino互換ボード「pinch」の予約受付を始めた。基板の外形は10.5×10.9mmで、同社は32bitのArduino互換ボードとして世界最小をうたう。価格は15.90ドル(約2600円)で、出荷は2026年9月に始まる。

基板の面積は、USB Type-C端子の分をわずかに上回る程度しかない。それでもUSB端子は基板に直付けで、別途アダプターを挟む必要はない。心臓部はMicrochipのマイコンSAMD11で、Arm Cortex-M0+を最大48MHzで動かす。SRAMは4KB、フラッシュメモリーは16KBを積む。ただし先頭の4KBはブートローダーが占めるため、スケッチに使えるのは約12KBになる。

入出力は、GPIOが15本あり、そのうち12本を1.27mmピッチの16ピンヘッダーに引き出した。アナログ入力は5本、PWM出力は11本で、DACとI2C、SPIを各1系統、UARTを2系統備える。基板上にはRGB LEDとリセットボタン、3.3VのLDOを載せた。USBはネイティブ対応で、シリアル通信に加えてHIDとしても動く。キーボードやマウスを自作するときは、標準のライブラリをそのまま使える。

書き込みに外部の書き込み器は要らない。Arduino IDEから書き込むとボードが自動でブートローダーに切り替わる。スケッチがUSBを止めていたり動作が固まったりした場合は、リセットボタンを2回続けて押せば手動でブートローダーに入る。D5とD6の端子はデバッグ用のSWDも兼ねる。水晶振動子は載せず、48MHzのクロックはマイコン内蔵の発振器から作る。USBにつないでいる間はUSBのフレーム信号に合わせてクロックを補正する設定も選べる。

制約もはっきりしている。使えるフラッシュは約12KB、SRAMは4KBで、大きなプログラムは載らない。D0とD1にはアナログ入力がない。HIDは1つの構成にまとめる必要があり、キーボードとマウスの併用はできるが、HIDと別クラスの同居はできない。

予約分のキットには、pinch本体のほかに2.54mmピッチのブレイクアウト基板と、はんだ付け前のピンヘッダーが3本付く。ボード定義や回路図、基板データはGitHubで公開している。

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FabScene編集部

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