カナダのPICHI DESINが、12ゲージ弾をモチーフにしたモジュラー式EDC(Everyday Carry)カプセル「NODE-1」をKickstarterで公開した。
従来のカプセルは「1つのボディに1つの機能」という制約があった。NODE-1はこの常識を覆し、モジュールを交換することで防水ストレージ、ライター、ドライバーとして機能を切り替えられる。全長3インチ(約76mm)、直径13/16インチ(約21mm)のコンパクトな筐体に、チタニウムまたはアルミニウムのCNC加工ボディを採用している。
開発のきっかけは、製作者の娘が学校の平和をテーマにした絵で描いた弾丸だった。彼女は弾丸の中にキャンディーを詰めて「弾丸がキャンディーを運んだら、世界はもっと甘くなる」と語った。この無邪気な発想がNODE-1の設計思想となり、1つのカプセルが複数の目的を持つというコンセプトが生まれた。
NODE-1は基本となるチューブ本体に、用途に応じたモジュールを組み合わせる。防水ストレージモジュールはOリングシールにより完全防水を実現し、薬や現金、小型の必需品を収納できる。ライターモジュールは真鍮製インサートを採用し、燃料漏れを防ぐ改良シールを備える。ドライバーモジュールは磁気ビット保持機能付きのキャップに真鍮製グリップ溝を設け、素早く正確な作業が可能だ。最大7個のビットを収納できる。
エクステンションチューブ(8ドル、約1200円)を追加すれば内部容量を拡張でき、キャリーアンカー(5ドル、約730円)とブラスUリング(15ドル、約2200円)でカラビナやキーチェーンへの取り付けも可能になる。レザーポーチ(28ドル、約4100円)はバックパックのストラップやベルトにクリップで固定できる。
材料にはチタニウム(CP-2グレード)とアルマイト処理アルミニウムの2種類がある。チタニウムは自然な耐腐食性と衛生性を持ち、レーザー刻印が施される。アルミニウムは軽量で傷に強く、レッド、ブルー、スペースグレイの3色が用意され、シルクスクリーン印刷でマーキングされる。真鍮パーツは使用とともに独自のパティナを形成し、個性的な風合いを醸成する。
CNC加工されたボディは日常の衝撃や落下に耐え、全ての接合部はOリングでガスケットされている。重量はアルミニウム+真鍮キャップで約34g、チタニウム+真鍮キャップで約48gとなっている。
NODE-1はチタニウム、アルミニウム、真鍮という長寿命材料で製造され、全てのパーツが再利用・リサイクル可能だ。配送にはリサイクル可能なクラフト紙を使用し、プラスチックを削減したエコフレンドリーな梱包を採用している。
部品製造と表面処理は長期パートナーのCNC加工業者が担当し、最終組立、研磨、表面処理は自社で完結する。2026年1月初旬にバッカーサーベイを送付し、2026年1〜2月に製造・組立を実施、2026年3月に支援順に出荷を開始する予定だ。カナダから全世界へ出荷され、日本への配送料は15カナダドル(約1650円)となっている。