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NVIDIA、CADカーネル「SMLib」をApache 2.0で無償公開

米NVIDIAは、3D CADの中核となる形状処理のライブラリー(カーネル)「SMLib」を含むソフトウェア「USD BRep」を、GitHubでオープンソースとして公開した。ライセンスはApache 2.0で、商用の製品にも組み込める。変更履歴によると、最初の公開版1.0.0は2026年10月8日付だ。

CADのカーネルは、立体の面や稜線を数式で表し、穴あけや面取りなどの形状処理を担う部分で、CADソフトの中核にあたる。NVIDIAのドキュメントによると、SMLibは曲面を表す数式「NURBS」と、ポリゴンによるモデリングの機能をまとめたライブラリーで、他の3Dアプリケーションのカーネルとして使うことを想定している。立体どうしの足し引き(ブーリアン演算)、角の丸め(フィレット)、中空化(シェル)、形状の一部の除去などの機能を持つ。SMLibは、NURBSの曲線と曲面を扱うライブラリー「NLib」の上に作られており、NLibはWayne Tiller氏とLes Piegl氏が開発した。

SMLibはこれまで、ソースコードのライセンス契約の形で提供されていた。NVIDIAのドキュメントは、既存の契約者だけを対象とし、「当面、新規のライセンスは付与しない」と記載している。

公開されたUSD BRepのリポジトリには、SMLibのソースコードのほか、C++とPythonから使うためのAPI、3Dデータの共通形式「OpenUSD」で立体を読み書きする機能、ライブラリーの動作を画面上で確かめるためのPython製のGUIツールが含まれる。読み込んだ立体の不整合を修復する機能も備える。READMEによると、ビルドにはWindowsとLinux、Apple Silicon搭載のMacに対応し、動作確認用にSTEPなど複数のCADの交換形式で作ったモデルも同梱する。

READMEは、現時点では外部からのコードの提供(コントリビューション)を受け付けていないとしている。不具合の報告は受け付ける。既知の不具合の一覧も公開しており、フィレットを取り除く機能が実際には何も取り除かずに成功を返す問題などを挙げている。USD BRepはGitHubのリポジトリから無償で入手でき、ビルドの手順やサンプルコードもリポジトリ内で公開されている。

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FabScene編集部

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