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PhisonがSSDでメモリ拡張、16GBのPCで260億パラメータを動かす

Phisonは2026年6月1日、Intelと組み、メモリの少ないPCでも大きなAIモデルを動かせるようにする技術を、台湾のComputex 2026で発表した。SSDの一部をメモリの代わりに使う「aiDAPTIV」という仕組みで、Intelの「Core Ultra」シリーズのPCに対応する。

大きなAIモデルをPCで動かすには、たくさんのメモリ(DRAM)が要る。モデルが数十億から数千億のパラメータと大きくなるほどメモリ不足が壁になり、高価なPCや専用機が必要になりがちだ。

aiDAPTIVは、安価なNANDフラッシュを積んだSSDを、足りないメモリを補うキャッシュとして使う。Phisonの試験では、通常なら32GBのメモリが必要な260億パラメータのモデルを、16GBのメモリのPCで動かせたという。複数の専門家モデルを切り替えて使う「MoE」型のモデルや、長く対話を続ける使い方、AIエージェントの処理を想定する。

クラウドに頼らず手元のPCでAIを動かせれば、データを外に出さずに済み、費用も抑えられる。AIの実行を効率化するIntelのツールOpenVINOにも対応し、Computexでは、本来ならメモリに収まらないモデルをPC上のチャット画面で動かす実演を見せる。

aiDAPTIVは2024年8月に発表された技術で、当初はSSDを使ってPCで小規模なLLMを学習させる用途だった。今回はこれを、より大きなモデルを手元で動かす推論の用途へと広げた。

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FabScene編集部

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