Raspberry Pi財団は2026年1月22日、公式アクセサリーとして「Raspberry Pi Flash Drive」を発売した。USB 3.0対応のUSB-A接続フラッシュドライブで、128GBモデルが30ドル(約4700円)、256GBモデルが55ドル(約8700円)。
Raspberry Pi Flash Driveは、データバックアップやRaspberry Piと他のコンピューター間でのファイル転送を想定した製品だ。市販の安価なフラッシュドライブでは、読み書き速度の遅さ、筐体の脆弱性、実容量が表記より少ないといった問題があることから、信頼性の高い公式製品として開発された。
持続書き込み速度は128GBモデルで75MB/s、256GBモデルで150MB/sを実現している。この数値は、pSLC(疑似SLC)キャッシュを使い果たした状態での実測値だ。多くの高密度NANDフラッシュストレージデバイスと同様、Raspberry Pi Flash DriveもpSLCキャッシュを採用しており、バースト的な書き込みワークロードでの性能を向上させている。バックグラウンドでpSLCに割り当てられた書き込みは、より高密度だが低速なQLCフラッシュへストリーミングされる。
堅牢性テストも徹底している。突然の取り外しや電源障害に対する耐性を検証するため、断続的に集中的なI/Oワークロードを実行しながら、数万回のランダム電源サイクルテストを実施した。筐体は人間工学的な全アルミニウム製で、握りやすく破壊されにくい設計だ。キーリングなどに取り付けられる穴を備え、上面にはRaspberry Piロゴが刻印されている。
SSD形式のSMART(Self-Monitoring, Analysis and Reporting Technology)ヘルスレポート機能を搭載し、デバイスの寿命管理を支援する。TRIM操作にも対応しており、アイドル時には自動的に低電力USB 3.0状態に移行する。
Raspberry Pi財団は、このFlash Drive以外にもSD Card、SSD、USB 3 Hub、Raspberry Pi 5用のBumperなど、厳格に仕様を定め堅牢性をテストした公式アクセサリーを展開している。これらのアクセサリーは、日常的なコンピューティングをできるだけ摩擦なく行えるよう設計されている。
Raspberry Pi Flash Driveは、Raspberry Pi認定販売店から購入できる。
Raspberry Pi Flash Drive available now from $30(Raspberry Pi財団)