Raspberry Pi財団は2026年3月26日、AI教育プログラム「Experience AI」をラテンアメリカ全域に拡大すると発表した。Googleの慈善部門であるGoogle.orgから460万ドル(約7億3000万円)の資金提供を受け、2028年までに9カ国で教育者2万4000人をトレーニングし、125万人の学生へのリーチを目標に掲げる。
対象国はアルゼンチン、ブラジル、チリ、コロンビア、ドミニカ共和国、エルサルバドル、メキシコ、ペルー、ウルグアイの9カ国。各国の教育パートナー団体と連携し、「トレーナーをトレーニングする」モデルで普及を進める。
Experience AIはRaspberry Pi財団がGoogle DeepMindと共同開発した無料の教育プログラムで、AIの仕組みや日常生活での活用事例を授業形式で学べる教材を提供する。AIが生成した誤情報を見抜く方法や、生成AIツールの責任ある使い方なども扱い、技術理解と批判的思考の両面を育てる構成だ。
同プログラムはすでに180カ国以上・19言語で利用されており、これまでに推定290万人の若者にリーチし、3万人の教育者をトレーニングしてきた。2025年にはUNESCOの「キング・ハマド・ビン・イサ・アル=ハリーファ賞(ICT活用教育部門)」を受賞している。
Experience AIの教材はexperience-ai.orgから無料で入手できる。