Raspberry Pi財団は2026年4月1日、LPDDR4メモリの価格高騰を理由に複数製品の値上げを実施した。過去1年でLPDDR4の価格が7倍に上昇したことが背景にある。これは2025年12月、2026年2月に続く3度目の値上げだ。なお、発表は4月1日だが「エイプリルフールではなく、他の製品と同様に実在するものだ」とEben Upton氏がブログ記事で明言している。
今回値上げとなったのは4GB以上のRaspberry Pi 4・5、Raspberry Pi 500/500+、Compute Module 4・4S・5(一部モデル)、Compute Module 5用開発キット、Raspberry Pi AI HAT+ 2だ。主な変更は次のとおり。
Raspberry Pi 4・5(4GB)は25ドル(約4000円)、Raspberry Pi 4・5(8GB)は50ドル(約7900円)、Raspberry Pi 5(16GB)は100ドル(約1万5800円)それぞれ上昇した。Raspberry Pi 500は50ドル(約7900円)、Raspberry Pi 500+は150ドル(約2万3700円)の値上げとなっている。
価格が据え置かれたモデルもある。Raspberry Pi 4(1GB・2GB)やRaspberry Pi 5(1GB・2GB)、Raspberry Pi 400(4GB)は今回の対象外で、Raspberry Pi Zeroシリーズや旧世代モデル(Raspberry Pi 1・3系)もこれまで通りの価格を維持する。これらの旧世代品はLPDDR2メモリを使っており、財団は相当量の在庫を確保済みという。
今回の発表に合わせて、新製品「Raspberry Pi 4 Model B(3GB)」も追加された。価格は83.75ドル(約1万3200円)で、既存の2GBと4GBの中間に位置する選択肢として投入された。財団は「必要以上のメモリを買わなくて済む選択肢を増やす」という方針のもと、ラインナップの拡充を進めている。
国内取り扱い代理店のスイッチサイエンスも4月1日のXにてこの値上げをアナウンスした。国内での具体的な価格については、現時点では確認できていない。
財団は今回も「価格高騰は一時的であり、メモリ市場が落ち着けば値下げに戻す」との姿勢を示している。過去にも部品価格の下落に応じて製品価格を引き下げた実績があるとしている。