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ケーブル1本でパソコンを遠隔操作する小型KVM「NanoKVM-Go」が登場

Sipeed(中国)が、ケーブル1本でパソコンなどを遠隔操作できる小型のKVM「NanoKVM-Go」を、クラウドファンディングのKickstarterで公開した。発送は2026年8月を予定する。

KVMは、離れた場所からパソコンの画面を映し、キーボードとマウスを操作する装置だ。パソコンにソフトを入れて遠隔操作する方法もあるが、その方法は相手のパソコンがフリーズしたり、起動直後のBIOS画面を触りたいときには使えない。KVMは画面の映像を直接取り込むため、こうした場面でも操作できる。ただ、これまでのKVMはHDMIやUSB、イーサネット、電源と、つなぐケーブルが多かった。NanoKVM-Goは、操作したい機器とはUSB Type-Cケーブル1本でつなぎ、手元の端末とはWi-Fi 6で接続する。

画面は最大4Kで取り込める。ブラウザーから仮想のUSBドライブを使い、離れた場所からOSを入れ直すこともできる。2つ目のUSB Type-Cポートも備え、つないだスマートフォンやタブレットへの給電を続けたり、物理的に電源ボタンを押す「FingerBot」という付属品をつないだりできる。

もう一つの柱が、AIエージェントとの連係だ。利用者が許可すると、KVMの各機能を「MCPサーバー」という形で外部に公開する。これにより、AIエージェントが画面を見て、キーボードやマウスを直接操作し、パソコンやスマートフォンの作業を代わりに進められる。上位版の「NanoKVM-Go+」は、3.2 TOPSの性能を持つAI処理チップを積む。これを使い、撮りためた画面のスクリーンショットを、あとから文字で検索できる。Microsoftのリコール機能に似た仕組みだが、画像はクラウドに送らず手元で処理する。

頭脳となるSoCの型番は公表されていない。価格は、Kickstarterの早期割引でNanoKVM-Goが49ドル(約8000円)から、NanoKVM-Go+が79ドルから。キャンペーン終了後の想定価格は、それぞれ89ドル(約1万4000円)と129ドル(約2万1000円)だ。日本国内での取り扱いは現時点で確認できていない。無線機能を含むため、日本で使う場合は技適の扱いに注意がいる。

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FabScene編集部

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