3Dプリンターやレーザーカッターなどのデジタル工作機を開発する中国のSnapmakerは2026年3月11日、4ツールヘッド搭載の多色・多材料対応3Dプリンター「Snapmaker U1」を2026年4月10日に世界展開すると発表した。現在は公式ストアで849ドル(約13万4000円)の先行予約を受け付けている。
U1最大の特徴は「SnapSwap」と名付けられたツールヘッド交換システムだ。フィラメントをあらかじめ装填・加熱済みの4つのツールヘッドを5秒で切り替えることで、色や素材の変更が可能になる。従来の多色プリンターでは色変更のたびにノズル内の残留フィラメントをパージタワーと呼ばれる廃棄用の構造物として出力する必要があり、材料の浪費が課題となっていた。U1では起動時やキャリブレーション時など最小限のパージにとどめ、1プリントあたりのフィラメント廃棄量を最大80%削減できるとしている。
印刷速度は最大500mm/s、加速度は20000mm/s²。造形サイズは270×270×270mmで、複数パーツを一度にまとめてプリントするといった使い方にも対応する。
ソフトウェア面では、専用スライサー「Snapmaker Orca」にSnapmaker純正素材向けのプロファイルを収録。スマートフォンアプリからは印刷の開始・監視・管理やタイムラプス動画の撮影ができる。AIによる印刷モニタリング機能も搭載予定で、スパゲッティ状の失敗(フィラメントが乱れて積み重なる状態)や障害物をリアルタイムで検知し、材料と時間の無駄を防ぐとしている。