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磁石で連結、拡張可能な薄型ソーラーパネル「SolarBrick Gen 3」

米Hanvixolarが、磁石で連結するモジュラー式ソーラーパネル「SolarBrick Gen 3」のクラウドファンディングをKickstarterで開始した。薄型パネルを磁力で瞬時に接続し、必要に応じて1枚から9枚まで拡張できる。9枚構成で最大20Wの出力を実現する。2026年3月から出荷開始予定。

olarBrick Gen 3は、個々のソーラーパネルに磁石を内蔵し、複数枚を瞬時に接続できる構造だ。パネルの磁気エッジを近づけると自動的に位置合わせされ、接続が完了する。これによりソーラー集光面積と出力が増加する。

充電はUSB-Cポートから行う。最大20Wの高速充電に対応し、PD(Power Delivery)とQC3.0(Quick Charge 3.0)をサポートする。充電後はパネルを分離してバックパックに収納できる。

パネル1枚のサイズは121mm×128mm×2.8mm、重量は約75グラム。最大出力は2.5W、最大電圧は13.2V、最大電流は0.19A。ソーラーセルはIBC(Interdigitated Back Contact、裏面電極)タイプを採用する。

付属のパワーコントローラーは128mm×26mm×10mmで、重量は約36グラム。USB-C出力ポート1つとUSB-A出力ポート1つを備える。9枚接続時の充電性能は最大20Wとなる。

Hanvixolarは2020年4月に設立された。SolarBrick Gen 3と新しいPower Brickコントローラーの開発に1年以上を費やしたという。

Kickstarterでのプロジェクトは2025年11月13日まで実施中。Super Early Bird価格は9枚セット、コントローラー、ケーブル、ユーザーマニュアル付きで109ドル(約1万5000円)。2026年3月から出荷開始予定。

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Kickstarterプロジェクトページ

FabScene編集部

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