Categories: ニュース

ソラコムがマルチOS対応LTE Cat.1 USBドングル発売、ドライバー不要でIoT通信

ソラコムは2025年8月6日、Windows・Linux・macOS・iOS・Androidなどのマルチ OSで利用できるLTE Cat.1対応USBドングル「Speedway Plus SWD01」を、SORACOM IoTストアで販売開始した。ドライバーのインストールやAPNの設定が不要で、USBポートに接続するだけでセルラー通信によるインターネット接続が可能。IoTデータ収集や遠隔監視の用途に最適としている。

Speedway Plus SWD01」は幅約11.1cm、奥行約3.4cmの薄型設計で、重量は約16g。付属の専用USB変換アダプターにより、USB Type-CとUSB-Aの両方のデバイスに対応する。通信には IoTデバイス向けに設計されたLTE Cat.1を採用し、センサーデータの定期送信や監視システムなど、高速通信を必要としない用途での使用を想定している。

提供元はWelinkジャパンで、価格は9,680円(税込、送料別)。本体、専用USB変換アダプター、SORACOMサービス利用料1,000円分のクーポン(6カ月有効)が同梱される。SORACOM IoT SIMは別途購入が必要。

IoT機器やモバイル回線として活用

ユースケースとして、ノートPCやタブレットのモバイル回線、産業用機器や農業用センサー、決済用POSレジなどのインターネット接続、機器の遠隔監視・制御での通信デバイスとしての利用を提案している。

SORACOM IoT SIMと組み合わせることで、クラウド連携や遠隔アクセス、閉域網接続などのSORACOMサービスを活用でき、用途に合うIoTシステムを短期間で安全に構築できるとしている。

LTE Cat.1は、従来のLTE通信と比較して低速だが低消費電力で動作し、IoTデバイスでの利用に適した通信規格。音声通話やSMSには対応せず、データ通信に特化している。最大通信速度は下り10Mbps、上り5Mbps程度で、定期的なセンサーデータ送信や遠隔監視といった用途に向いている。

利用できる国・地域は日本のみ。対応サブスクリプションについては商品ページで確認できる。

関連情報

プレスリリース(PR TIMES)

FabScene編集部

FabScene編集部