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片手ではんだ付けできるこて「SPARK」がクラファン、約1万2800円で12月発送

米ワシントンD.C.のMount Researchは、はんだを内蔵して自動で送り出す片手用はんだごて「SPARK」の出資募集をKickstarterで開始した。希望小売価格は79.99ドル(約1万2800円)で、締切は2026年10月12日、発送は12月を予定する。こてを持つ手ではんだの供給まで済ませられるため、部品と基板を押さえる側の手を空けられる。

本体にはんだを詰めたカプセルを差し込み、2軸の送り機構でこて先へ供給する。ばねとボールを使ったワイヤー送りを高トルクのモーターが駆動し、送りたいときだけ出て、止めたいときに止まるとしている。カプセルには鉛フリーのはんだが40g入った状態で届く。

加熱は45Wで、温度はPID制御により±2℃の精度で保つ。こて先はTS100シリーズに全対応するため、すでにTS100系のこてを使っている読者は手持ちのチップをそのまま挿せる。電源はUSB-Cで、20Vの電源から取る。本体には操作用のディスプレイが付き、温度とはんだの送り速度を調整できる。

スターターキットの内容は、本体、40gのはんだカプセル、TS100のこて先、電源アダプター、大電流対応のUSB-Cケーブル、取扱説明書となる。ただし電源アダプターの出力は、リワードの説明では45W、同梱物の一覧では35Wと表記が食い違っている。

同社はリスクとして3点を挙げる。量産時に性能と安全と品質を全個体で揃えること、カスタム部品や高性能部品の調達が世界的な供給変動を受けること、そして出荷と物流だ。材料の公差から組み立て工程、校正、最終検査まで変数が多いとしたうえで、サプライヤーとの早期の折衝、事前の部品購買、単一障害点を避けるための代替候補の確保、検証に充てる日程の余裕で対処すると説明する。

Kickstarterの開示欄によると、最終製品に人工知能や機械学習の機能は組み込んでいないが、キャンペーン素材の一部の作成にAI支援ツールを使ったという。円換算は2026年8月29日のレートによる。

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FabScene編集部

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