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STARAYが3Dプリントサンダル「CLOUD」発売、軽量設計と速乾排水が特徴

APPLE TREEは2025年10月6日、3Dプリントシューズブランド「STARAY」の新作サンダル「Reboot Chill シリーズ CLOUD」を発売した。軽量設計と速乾排水機能を備え、旅行やアウトドアシーンでの使用を想定している。価格は9900円(税込)。

CLOUDは、HALS超高速光硬化3Dプリント技術で一体成形されたサンダル。格子構造体と呼ばれるグリッド状の構造を全体に採用し、軽量化と通気性を実現した。素材には高分子柔軟素材のPU+バイオベースを使用。無害で無臭、環境に配慮した素材だという。

主な特徴として、軽量コンパクト設計により持ち運びやすく、速乾排水機能を備えることで水に濡れてもすぐに乾く。柔らかい素材とメッシュ構造により通気性が高く、蒸れを防ぐ。また、人間工学に基づいたフィット感により靴擦れを防止し、滑り止め加工を施した高耐久ソールがアウトドアでの安定した歩行をサポートする。

靴ひもがないデザインだが、10万以上の足型ビッグデータを分析して設計されており、素材の伸縮性により多くの足にフィットするという。全体がグリッド状の構造のため、砂や小石が入っても排出されやすく、ビーチやアウトドアでの使用に適している。

製造面では、3Dプリント技術による一体成形のため接着剤を使用せず、高分子柔軟素材のみで構成されているためリサイクルが容易だ。従来のシューズが複数のパーツで構成され、金属やゴム、合成繊維など複数の素材を使用するのに対し、CLOUDは中敷きも不要な構造となっている。

耐久性については10万回の耐曲げ試験をクリアしている。大人用のシューズ1足のプリントには約1時間を要するという。

サイズは22センチから28センチまで展開し、EU表記で35から43まで対応。普段履くサンダルよりワンサイズ小さいサイズが推奨されている。メンテナンスは清水で洗い流すだけで十分で、グリッド内に異物がある場合はシャワーの高圧モードで洗い流し、日陰で乾燥させる。

想定される用途はレジャー、トラベル、雨の日のタウンユースなど。公式サイトおよび大阪の直営2店舗で販売している。


関連情報

CLOUD | STARAY公式サイト

FabScene編集部

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