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スイッチサイエンス、ドラッグティーチングや外骨格型コントローラー搭載のロボットなど5製品を取り扱い開始

画像出典元:プレスリリース

スイッチサイエンスは2025年10月2日、中国Elephant Roboticsのモーションキャプチャ向けロボットアーム「myArm M&Cシリーズ」「myController S570」と、ヒューマノイド型ロボット「Mercuryシリーズ」の合計5製品を取り寄せ販売で取り扱い開始する。価格は18万2600円から234万360円。

myArm M&Cシリーズ – ドラッグティーチング対応の6軸ロボット

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「myArm C650」(18万2600円)は、指先コントローラーと2つのスマートボタンを備えた6自由度のモーションキャプチャデバイス。位置や速度をリアルタイムで追跡するセンサーを搭載し、人間の腕の柔軟性を模倣した6+1軸設計により、多角度・多方向での高度な制御が可能となっている。

「myArm M750」(55万7700円)は、産業用サーボモータを搭載した6自由度ロボットアーム。作業半径750mm、最大可搬質量1kgで、myArm C650を使ったドラッグティーチングによる直感的な操作に対応する。衣服の折りたたみ、本の整理、コーヒー抽出など幅広い作業への活用を想定している。

myController S570 – 外骨格型モーションキャプチャデバイス

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「myController S570」(24万9480円)は、両腕で12自由度を持つポータブル外骨格ロボット。100Hzでデータを取得し、高精度なAIトレーニングやロボットモーションキャプチャを実現する。PythonおよびROSライブラリに対応し、myCobot 280、myArm M750、Mercuryシリーズなど同社の各種ロボットと連携した開発やデータ収集、遠隔操作が可能。

【画像挿入位置:myController S570の装着イメージ キャプション:外骨格型のmyController S570(画像出典元:プレスリリース)】

Mercuryシリーズ – 波動歯車減速機搭載の高精度ロボット

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「Mercury A1」(99万4950円)は、軽量な7自由度ロボットアーム。超軽量カーボンファイバーを採用し、重量3.5kgを実現。Elephant Robotics独自開発の「Power-Spring」波動歯車減速機を搭載し、19bitエンコーダ分解能と±0.05mmの高い繰り返し精度を持つ。2インチIPS静電容量式タッチディスプレイと独自OS「myPanel」により直感的な操作が可能。

「Mercury B1」(234万360円)は、両腕に7自由度アームを備え、合計17自由度を持つセミヒューマノイドロボット。9インチ高解像度LCDタッチスクリーンと最大21TOPSのAI性能を持つNVIDIA Jetson Xavier NXを搭載。内蔵3Dカメラにより2D/3Dマシンビジョンによる誘導、把持、VR遠隔操作が可能で、ChatGPT for Roboticsとの統合により音声認識を活用したインタラクティブな対話動作にも対応する。

全製品とも無線機能を搭載し技適マーク表示済み。国内企業のPSE検査済みACアダプターが付属する。ROSをはじめ、MoveIt、Gazebo、Mujocoといった主流のシミュレーション環境に対応しており、研究開発から応用まで幅広い用途での活用が見込まれる。

関連情報

スイッチサイエンス、Elephant Robotics社モーションキャプチャ向けおよびヒューマノイド型の意欲的ロボット新製品5種を、2025年10月2日より取扱開始|スイッチサイエンスのプレスリリース

FabScene編集部

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