TCLが11.5インチの電子ノートデバイス「TCL Note A1 NXTPAPER」をKickstarterで公開した。同社独自のNXTPAPERディスプレイ技術を採用し、目に優しい紙のような表示と、従来のE-inkデバイスにはない高速なリフレッシュレートを両立させている。
Note A1 NXTPAPERは、LCDベースのディスプレイを搭載し、2200×1440ピクセル(229ppi)の解像度と1670万色の表示に対応する。リフレッシュレートは最大120Hzで、従来のE-inkノートが20〜30Hzにとどまるのに対し、ゴースト現象のない滑らかな描画を可能にした。ブルーライト比率は2.44%以下に抑えられ、反射率76%の低減、グレア55%の低減といった特性により、TÜV Rheinlandの認証を取得している。
ディスプレイ表面には「3A Crystal Shield Glass」を採用。アンチグレア、アンチリフレクション、アンチフィンガープリントの3つの特性を持ち、SGS認証を取得した。
付属のスタイラス「T-Pen Pro」は、TÜV Rheinlandの「Pencil-Like Writing」認証を取得した製品となる。8192段階の筆圧検知と5ms以下のレイテンシーで、紙に鉛筆で書くような触覚フィードバックを再現する。
AI機能として、手書き文字のテキスト変換、音声の文字起こし(10言語以上対応)、40言語以上のリアルタイム翻訳、手書き数式の認識、AI要約機能などを搭載した。「Inspiration Space」と呼ばれる機能では、PDFやWebページ、手書きノートなどからワンタップでコンテンツを収集し、AIが整理・要約する。Microsoft Edge AIブラウザーも統合され、GPT-5による要約やプライバシー保護機能を利用できる。
本体サイズは260.1×196.6×5.5mmで、重量は約500g。プロセッサーにMediaTek G100を採用し、8GBのRAMと256GBのストレージを搭載する。8000mAhのバッテリーを内蔵し、33Wの急速充電に対応。8基のマイクアレイと13MPのリアカメラ、デュアルスピーカーを備える。OSはAndroid 15で、Kindle、Notion、Outlookなどのサードパーティーアプリをインストールできる。Dropbox、Google Drive、OneDriveとのクラウド同期にも対応する。
対応ファイル形式は、PDF、Word、PowerPoint、Excel、EPUB、TXT、MOBI、AZW3、CHM、HTML、FB2、RTF、CBZ、CBRと多岐にわたる。
Kickstarterでの価格は、Early Birdで437ドル(約6万7000円)から。レザーフォリオケース付きは459ドル(約7万1000円)、キーボードケース付きは509ドル(約7万9000円)。出荷は2026年2月を予定している。なお、インド、ロシア、ウクライナ、インドネシア、イスラエル、オーストラリア、ニュージーランド、日本、台湾への発送には対応していない。
TCL Note A1 NXTPAPER | Pure Focus, Smarter Thinking(Kickstarter)