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Arduinoでモータを動かすトランジスタ回路8選も収録、「トランジスタ技術2026年4月号」が3月10日に発売——別冊付録はエンジニア手帳2026

CQ出版は2026年3月10日、「トランジスタ技術2026年4月号」(特別号定価1,320円)を発売した。特集は「半導体から丸見え! 絵とき トランジスタ回路」で、バイポーラトランジスタとMOSFETの動作原理を図解中心にまとめた内容となっている。別冊付録として「エンジニア手帳2026」が付属する。

特集は全7章構成で、第1章ではトランジスタの動作にまつわる見落としやすいポイントを取り上げる。「エミッタとコレクタを逆にしても動作はする」「VBEは温度センサとして考える」「最大定格を守っていても劣化する」といった、実際に回路設計でつまずきやすい現象を絵と図で解説するアプローチをとる。

第3章ではマイコン応用に直結する定番回路を8種類取り上げる。Arduinoの出力ポートは電流容量が小さく(R4では最大8mA)、そのままではLEDを十分に光らせたり、モータを直接駆動したりすることができない。トランジスタをスイッチとして組み合わせることで、少ないベース電流で大きな負荷電流を制御できることを、KSC1815を使った具体例とともに説明している。Hブリッジ回路によるDCモータ制御やカレントミラー回路なども収録し、マイコンと外部回路をつなぐ設計の引き出しを増やす構成になっている。

第5章ではパワーエレクトロニクスの文脈でパワーMOSFETのスイッチング動作を扱う。スイッチング周波数を高くすることでコイルやコンデンサを小型化できる原理や、オン抵抗を下げるトレンチ型・スーパージャンクション型の構造についても図解する。DCモータドライバや電源回路を自作する際に参考になる章だ。

部品箱コーナーには、秋月電子通商で税込み約3,000円から入手できるマルチエフェクタIC「FV-1」(Spin Semiconductor)の紹介記事がある。内部ROMに7種類のエフェクトプリセットを持ち、外付けEEPROMへ独自DSPプログラムを書き込んでエフェクトを追加できる。マイコンなしでも動作するため、電子工作でのオーディオ応用に向いているという。

関連情報

CQ出版
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FabScene編集部

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