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Visual Components、製造業向け3Dシミュレーションソフト「Visual Components 5.0」を12月にリリース

製造業向け3Dシミュレーションソフトウェアを開発するVisual Componentsは、メジャーアップデート版「Visual Components 5.0」を2025年12月に日本を含むグローバルで提供開始する。22ブランドの産業用ロボットに対応し、バーチャルコミッショニング機能やロボットオフラインティーチング(OLP)機能を強化した。

Visual Componentsは1999年にフィンランドで創業した3Dシミュレーション業界のパイオニアで、製造工程のレイアウト設計、生産管理シミュレーション、ロボットオフラインティーチング機能を提供している。

22ブランドのロボットに対応、Python 3 APIも搭載

Visual Components 5.0の主な新機能は、バーチャルコミッショニング機能の拡充、Python 3 APIの搭載、衝突検出とシミュレーションパフォーマンスの高速化、AGVやAMRとのリアルタイムデータ交換のためのMQTTサポートとなる。

バーチャルコミッショニングでは、デンソー、ヤマハ、テックマン、三菱のロボットコントローラおよびLS ElectricのPLCへの接続を拡張した。OLP機能では、モデルベース設計(MBD)と製品製造情報(PMI)データを含むCADファイルからロボットツールパスを直接生成できるようになったほか、内蔵ポストプロセッサにより22のロボットブランドに対応したプログラミングが可能となった。Froniusの溶接電源装置との統合も自動化した。

同社の調査によれば、バーチャルコミッショニングは製造効率を最大30%向上させ、ロボットオフラインティーチングはデプロイの時間を最大80%短縮できるという。

2026年初頭にはNVIDIA Omniverse搭載版もリリース予定

画像出典元:プレスリリース

Visual Componentsは、NVIDIAの産業用デジタルツインプラットフォーム「NVIDIA Omniverse」を組み込んだ新バージョンを2026年初頭にリリースする予定も発表している。NVIDIA Omniverseを組み込むことで、シミュレーション環境にリアルタイムで高精細なレンダリングを実現する新しいビューポートが追加される。照明や資材の状況をリアルタイムに表示でき、モデルの再構築や追加ソフトウェアなしで形状、構造、資材を自動的に反映できる。

建設・エンジニアリング企業のMiTekが先行導入企業として参加しており、レイアウトの確認・共有のほか、マーケティング資料やトレーニングリソース開発での活用を予定している。

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FabScene編集部

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