米VIZOは、SteamVR対応のARグラス「VIZO Z1 Pro」のクラウドファンディングをKickstarterで開始した。重量わずか63gと超軽量ながら、業界トップクラスの6000 nitsの輝度を実現し、160インチ相当の仮想ディスプレイで映像やゲームを楽しめる。
VIZO Z1 Proの最大の特徴は、ARグラスとしては極めて軽い63gという重量だ。長時間装着しても疲れにくい設計で、通勤中や移動中でも快適に使える。フレームレスデザインを採用し、視界を遮る枠がないため、映像が宙に浮かんでいるような没入感を得られる。
ディスプレイ性能も優れている。フルHD解像度、120Hzのリフレッシュレートで、動きの速いゲームや映画も滑らかに表示できる。最大の特徴は輝度で、6000 nits(目への実効輝度は1500 nits)という明るさを実現した。これにより、屋外の明るい環境でもはっきりと映像を視認できる。
色再現性も高く、98%以上の広色域をカバーする。一般的なARグラスと比べて、より鮮やかで自然な色合いを表示できるという。4〜10mの距離から見た場合、154〜385インチ相当の大画面に見える47.5度の視野角を持つ。
近視の人にも配慮されている。左右それぞれ独立して視度を調整できる機能を搭載し、追加のレンズなしで鮮明な映像を見られる。画面上に表示されるガイドに従って調整するだけで、複数の人が同じグラスを共有して使うこともできる。
対応デバイスは幅広い。PlayStation 5、Xbox、Nintendo SwitchといったゲームコンソールはもちろN、スマートフォン、タブレット、ノートPCとも接続できる。ケーブルを挿すだけで、どのデバイスでもすぐに大画面を楽しめる。
SteamVRにも対応している。内蔵の高精度IMUと3DOFトラッキングソフトウェアにより、PC上でSteamVRのゲームを楽しめる。追加のセンサーやハードウェアは不要で、コントローラーがあればVRゲームをプレイできる。
3D映像の再生にも対応する。ローカルの3D動画ファイルを自動認識し、主要な3D形式をサポートする。立体的な映像を、まるで手を伸ばせば触れそうなほどリアルに表示できるという。
内蔵スピーカーも搭載しており、イヤホンなしで音声を聞ける。映画、音楽、ゲームに適したクリアでバランスの取れた音質を実現している。もちろん、より高音質を求める場合は、別途ヘッドホンを接続することも可能だ。
画面上には、Dynamic Island風のOSDを表示する。輝度や音量を調整すると、リアルタイムで視覚的なフィードバックが表示され、直感的に操作できる。
VIZOは、米シアトルを拠点とする電子機器ブランドで、2025年に正式に設立された。TOZOブランドのエンジニアリングチームが開発をサポートしており、TOZOの音響やハードウェアの専門知識を活用している。
なお、Z1 ProとZ1の2モデルが展開されており、Z1 Proは近視対応の視度調整機能を搭載した上位モデルとなる。Z1は視度調整機能がない代わりに、よりシンプルな設計となっている。
キャンペーンは2026年3月22日まで実施される予定で、製品は完成済みで試作生産も完了しているため、スケジュール通りの出荷を見込んでいるという。
VIZO Z1 Pro – Lightest & Brightest AR Glasses For SteamVR(Kickstarter)