PC負荷の高い作業中、ふと気になるCPUの使用率。いちいちシステムコンソールを開くのは億劫だが、メイン画面のスペースを占領されるのも避けたい。そんな悩みに応えてくれるのが、USB接続3.5型ミニIPSディスプレイ「WADFS-35」だ。
手のひらサイズの液晶に映し出されるのは、マシンのリアルタイムな稼働状況。YAML形式で記述されたテーマをカスタマイズすれば、情報密度の高いサイバーパンク風の計器にも、デスクに馴染むミニマルな時計にも姿を変える。
ケースを自作して組み込むもよし、お気に入りのフィギュアの隣に添えるもよし。 単なる周辺機器ではなく、デスクの世界観を完成させる「専用コンソール」として使える。約5000円で手に入るこの小さな相棒の守備範囲を、さっそく見ていこう。
「WADFS-35」は、CPUやメモリなどのPCステータスをリアルタイムに表示する、USB接続型の小型ディスプレイだ。最大の特徴は、PCから「モニター」ではなく「USBデバイス」として認識される点にある。OSのディスプレイ設定に干渉しないため、既存のマルチモニタ環境を崩すことなく、独立した情報窓を追加できる。
3.5型(約89mm)のIPSパネルを搭載した本体は、重量約60gと非常にコンパクト。表示内容は専用ソフトが取得するため、複雑な設定は一切不要。デザインや表示項目を自由に変更できるカスタマイズ性の高さも備える。なお、あくまでステータス表示専用のデバイスであり、一般的なディスプレイとしての利用はできない。
本来、PCの負荷を常時監視し続けるのは、画面スペースやリソースの観点から意外と心理的なハードルが高い。しかし本機は、接続するだけで独立した「物理メーター」として機能する。作業領域を侵食せず、 必要な情報だけをデスクトップの外側に切り出してくれる。
開発元のWeAct Studioは、中国・深圳を拠点とするメーカー。e-ink(電子ペーパー)ディスプレイや、USBメモリのような形状のセカンダリディスプレイなど、ユニークなガジェットを数多く展開している。「WADFS-35」もまた、そうした「痒いところに手が届く」発想から生まれた製品の一つと言えるだろう。
「WADFS-35」の導入は極めてシンプルだ。複雑なPC内部の配線は一切不要。付属のUSB Type-C to Aケーブル1本で、すぐに利用を開始できる。
本体背面には縦横4か所にスタンド用の受け口があり、付属の足を差し替えるだけで向きを自由に変更できる。このシンプルな構造は、そのままデスクに置くのはもちろん、自作の筐体に組み込むといったカスタマイズにも適している。
セットアップは、ビット・トレード・ワンのサポートページから専用ソフトウェアをダウンロードし、解凍して起動するだけだ。ディスプレイはUSB経由で自動認識されるため、面倒なポート設定に悩まされることもない。ソフトウェアは日本語に対応しており、基本的な操作は画面の指示に従うだけで進められる。
ソフトウェアを立ち上げたら、あとは「テーマ」リストから好みのデザインを選び、「保存と実行」を押すだけだ。選択したテーマに応じて、 CPUやGPU、メモリ、ストレージの状況などが3.5型の画面上に展開される。表示の「正方向」「逆方向」も切り替えられるため、USBケーブルの向きに合わせて柔軟に設置できるのも利点だ。
デフォルトでは30種類ほどのテーマが用意されており、縦横それぞれに対応したデザインから選べる。シンプルなものから情報量の多いものまで揃っているので、デスクの雰囲気や用途に合わせて使い分けられるのが面白い。3.5型の小さな画面ながら、IPS液晶の発色も良く、各テーマの個性を存分に味わえる。
見た目の美しさはもちろん、表示できる情報も充実している。いくつか代表的な例を見ていこう。
CPUやGPUの利用状況を表示するテーマでは、負荷の変化がリアルタイムに反映される。高負荷な作業中でもメインモニターを占有することなく、システムの状態を手元で確認できるのは実用的だ。
ネットワークインターフェース(有線LANまたはWi-Fi)を設定すれば、通信速度の上り・下りも表示できる。常時ネット接続が前提の作業環境において、回線状況が視界に入るのは心強い。
外部サービスと連携し、地域の気象情報も表示できる。
「WADFS-35」が利用できるOpenWeatherMapのAPIは、イギリスの企業「OpenWeather」が提供する気象データサービス。各国の気象機関や観測データをもとにした情報がJSON形式で提供されており、これをAPI経由で取得する。
公式サイトでアカウントを作成してAPIキーを取得し、所在地の緯度・経度とともにソフトウェアへ入力すれば設定は完了。個人での一般的な利用であれば、すぐに課金が必要になるケースは少ない。
公開されているテーマの中には、画像を動的に表示したり、テキストを順番に表示したりするものも含まれる。展示会などで、名刺代わりに情報やロゴを表示するといった使い方も考えられそうだ。
さらに、既存のテーマでは、ゲージやテキスト、画像の配置や内容を簡単にカスタマイズできる。
試してみると、テンプレート内のカスタムテキストを書き換えるだけで、画面に表示される内容を変更できた。コードを深く理解していなくても、「この項目を書き換えれば、この文字が表示される」といった感覚で操作できる。
画像ファイルも、ソフトウェアのインストール時に指定されたディレクトリに配置するだけで利用できる。実用的な計測器としての顔と、趣味を反映したインテリアとしての顔。その両方を持ち合わせている点が、このデバイスの面白さだろう。
なお、テーマはすべてYAML形式で記述されており、ゼロから作成もできる。CPU使用率や温度、ネットワーク速度などの情報には専用の描画関数も用意されている。より踏み込んだテーマを作りたい場合は、GitHubに公開されている資料を参考にするとよい。
「WADFS-35」はコンパクトかつ、余計な端子や複雑な構造部品が少ないため、筐体を自作して組み込むといったカスタマイズもしやすい。そのままでも完成度の高い製品だが、専用ケースを用意すれば、モニター横に置く「相棒」のような存在に仕立てられる。
PCのパフォーマンスを見守る、watchdog(番犬)ならぬ「watchcat」を制作してみることにした。
画像がコマ送りされるテーマをベースに、目が動く猫のイラストを配置。リフレッシュレートの都合上、大きな画像では切り替え時にちらつきが発生したため、更新頻度を少し緩やかにして調整した。
また、画面上部の「猫の額」にあたるスペースには、温度・湿度、天気、CPUとメモリの使用状況を表示。可愛らしさと実用性を兼ね備えた、小さなモニターパートナーが完成した。
「WADFS-35」の活用範囲には、さらなる可能性がある。
オープンソースの特性を活かし、PCゲーム内のステータスと連動させ、体力ゲージや残弾数をリアルタイムに外部表示させるといった高度な活用事例も公開されている。YAMLの記述やキャプチャ関連の知識は求められるが、PC内の情報を「物理デバイスとして外に切り出す」という、本製品ならではの使いこなしと言えるだろう。
PCショップでも、モニター脇やPC本体の上、さらにはPC内部への設置など、多様なスタイルが提案されている。そのコンパクトさゆえ、設置場所の自由度は極めて高い。
近年の自作PCシーンでは、ライティングや内部デザインといった視覚的なカスタマイズも重要な要素になっている。本製品はUSBポートをひとつ占有するものの、マシンのコンセプトを維持しつつ性能情報をすっきりと可視化できる。
約5000円で手に入るこの小さなIPSディスプレイは、デスク上の情報整理と遊び心を両立させてくれる。自作PCの新調やワークスペースを見直す際、この小さなディスプレイのための「1スロット」を検討してみる価値は、十分にあるだろう。
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