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ESP32ファームウェアを1時間に240台書き込めるGUIツールが無料公開

ESP32搭載のIoT機器を小規模量産するとき、毎回 esptool のコマンドを打ち込むのは効率が悪い。Ajinkya Gokhale氏はIoT向けエネルギー監視機器(ESP32-C6搭載)を自社生産するなかで、工場のスタッフがコマンドを覚えなくてもファームウェアを書き込めるデスクトップアプリを自作した。GUIツール「ESP Flasher」としてMITライセンスでGitHubに公開している。

起動時にPythonとesptoolの有無を自動で確認し、なければpip経由でインストールする。USB接続を検知するとベンダーID(CP2102、CH340、FTDI、ネイティブUSB)からESP32を自動認識し、ポートの手動選択が不要だ。対応チップはESP32/ESP32-S2/S3/C3/C6/H2とESP8266の全シリーズで、Tasmota、ESPHome、WLED、MicroPython、ArduinoビルドなどすべてのBINファイルをそのまま書き込める。ボーレートは最大921600bpsに対応する。

目玉機能は「ファクトリーモード」だ。ファームウェアを一度選んでオンにすると、以降はデバイスをUSBに挿すたびに自動で書き込みが始まり、抜いて次を挿すだけで繰り返せる。1台あたり10〜15秒で完了するため、1時間に240台以上を処理できるとREADMEに記されている。書き込み完了はサウンドで通知し、累計台数もカウントするので手動管理が不要だ。

Java 17とJavaFX、jSerialCommで構築されており、macOS(Apple Silicon / Intel)とWindowsそれぞれのネイティブインストーラー(.dmgと.msi)を配布している。Espressifの公式「Flash Download Tool」がWindowsのみ対応で量産向けの自動化機能も限られるのに対し、ESP FlasherはmacOSでも同様に動く。ソースビルドではLinuxでも動作するが、インストーラーは未配布という。

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FabScene編集部

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