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天気でブレるエスプレッソの味を安定、気候から挽き目を提案する自作ガジェット

エスプレッソは、気温や湿度が変わると同じ設定でも味がぶれる。豆の挽き目を淹れるたびに調整する人は多いが、味の変化が気候のせいなのか、自分の操作のばらつきなのかは分かりにくい。この悩みに対して、開発者のItay Keren氏が、気候を記録して挽き目の調整を提案する自作ガジェット「Espresso Post」を公開した。

ハードはWaveshareの丸型タッチAMOLED「ESP32-S3 Touch-AMOLED-1.75」をベースに、温度と湿度、気圧を測るBME280センサーを組み合わせる。ケースはエスプレッソカップをかたどって3Dプリントした。1ショット淹れるごとに、抽出にかかった時間と仕上がりの評価を5段階で、画面を数回タップして記録する。

画面には0から30の挽き目ダイヤルがリング状に並び、指でなぞって設定する。蓄積した履歴から、レシピごとに「気候と挽き目が抽出時間にどう影響するか」を統計モデルで学び、おすすめの挽き目をリング上の矢印で示す。矢印の色は推奨の確からしさを表し、データが増えるほど赤から緑へと近づく。工夫の一つが、ベイズ線形回帰という手法を使った点だ。「湿度が高い日は少し粗めに」といった妥当な初期値から始め、実際のショットの結果で少しずつ補正していくため、使い始めから的外れになりにくい。

Wi-Fiにつなぐと、各ショットの記録をGoogleのスプレッドシートへ自動で送り、あとから見返せる。ソフトはオープンソースで、ケースのSTEPファイルも公開されている。気候という外的な要因と自分の操作を切り分けたい人にとって、毎朝の一杯を安定させる手がかりになりそうだ。

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FabScene編集部

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