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神戸の開発者が小型シンセ「FM-1」の非公式ファームウェアを公開、音源は13種類

M-VAVEの小型シンセサイザー「FM-1」の純正ソフトを入れ替え、13種類の音源を切り替えて使える楽器にするファームウェア「Felucca」がGitHubで公開された。作ったのは、神戸の楽器設計事務所Hügelton InstrumentsのLeo Kuroshita氏だ。同事務所はモジュラーシンセ用のモジュールや音楽ソフトを手がけている。

M-VAVEによると、FM-1は6オペレーター、32アルゴリズムのFM音源を積み、16ステップのシーケンサーを備える。Feluccaを入れたFM-1では、アナログシンセ風、FM、チップチューン、オルガン、声の母音、弦や打楽器の物理モデル、ドラムなど13種類の音の出し方(音源)を選べる。トラックは4本で、それぞれに64ステップのシーケンサーが付く。

書き込みにパソコン以外の機材は要らない。手順は、FM-1をUSBでパソコンにつなぎ、ChromeかEdgeでWebインストーラーを開いて「Install」を押すだけだ。同じファームウェアをブラウザーで動かす版もあり、実機がなくても画面上のパネルで音を確かめられる。

同氏は、純正に戻す道を用意した。FM-1は、インストーラーの「Return to official V15」か、M-VAVEの更新ツールで純正ファームウェアに戻せる。同氏は、書き込みが途中で止まり、画面が暗いままになったときの手順もREADMEに書いている。最後の手段は、同氏が別に公開した「FM-1 Transporter」だ。同ツールでは、Seeed XIAO RP2040をFM-1のUSBの信号線に3本の線でつなぎ、Macからフラッシュメモリーを読み書きして純正のファームウェアを書き戻す。

リポジトリは2026年10月2日に作られ、10月9日のバージョン1.5までにリリースは16回を数える。ライセンスはGPL-3.0で、Feluccaを元にした派生版も出ている。リズムとフレーズを打ち込んで演奏する機材(グルーブボックス)に仕立てた「SLOOP」は、ヤマハのDX7の音色を使える6オペレーターFMを載せた。

同氏はREADMEで、開発にAIのコーディングエージェントを使っていると明かしている。FM-1を持っている人なら、ブラウザーで試してから書き込み、合わなければ純正に戻せる作りだ。

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FabScene編集部

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