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1983年製Apple LisaをFPGAで再現「LisaFPGA」、150ドル頒布を検討

1983年に発表されたApple Lisaは、商用パソコンとして初めてGUIを採用した一台として知られる。完動品の実機は今や数千ドル級のコレクターズアイテムだ。米国のレトロコンピューター愛好家AlexTheCat123氏が公開した「LisaFPGA」プロジェクトは、Lisa本体をFPGA上に丸ごと再現した自作基板で、1台150ドル(約2万3000円)以下を目標に頒布も検討されている。

採用FPGAはAMD(Xilinx)のArtix-7 100T。中身はソフトウェアエミュレーションではなく、Motorola 68000を含むLisaのロジックを論理回路として再実装した。8530 SECシリアルコントローラーは既製コアが見つからず外付けにしたと本人は説明する。SRAMは2MBで、ジャンパーで512KB単位に容量を変えられる。ストレージはESP32-S3を載せた内蔵ProFile互換エミュレーター「ESProFile」がSDカードを使う。実機のProFileやFloppy Emuも切り替えスイッチで併用できる。

モダナイズも豊富だ。映像はオンボードのRGB-to-HDMIで直接HDMI出力でき、走査線エフェクトや画面反転のジャンパーまで備える。入力は本物のLisaキーボードに加え、USB HIDをLisaプロトコルへ変換するアダプターをFPGA内に実装し、市販USBキーボード/マウスをそのまま使える。シリアルBはUSB-Cハブ経由でCP2102に直結し、外付けアダプターなしでファイル転送が可能。CPUは物理スイッチでクロックを切り替えられ、ドットクロックは標準20MHzから最大75MHzまでオーバークロックできる。Lisa対応の全OSで動作確認済みと本人は述べる。

開発期間は8カ月。本人は5月後半のVintage Computer Festival Southwestで発表し、現地で組み立て済み基板を頒布する案を出している。掲示板で150ドル上限の購買意向が寄せられ、JLCPCBで100枚発注なら1枚80ドル(約1万2600円)、2枚なら500ドル(約7万9000円)と本人が試算を共有した。最終調整後にGitHubで完全オープンソース化する方針だ。

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FabScene編集部

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