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ラズパイをTVボックス化する「RelayTV」、Home Assistant連携

リビングのテレビにスマートTV機能を後付けする手段は、ChromecastやFire TV Stickなどクラウド依存のキャスト製品が主流になっている。アカウント連携が前提で、Home Assistantなどローカルの自動化基盤から扱おうとすると相性が悪い。GitHubユーザーのmcgeezy氏が公開したOSS「RelayTV」は、この空白地帯をローカル完結のアプローチで埋めにいくプロジェクトだ。

RelayTVは、テレビにHDMI接続したLinuxマシンを、自動化と相性のよいメディア再生機に変えるソフトウェア。スマートフォンやHome Assistant、スクリプトからURLを投げて即時再生したり、キューに追加したりできる。アカウント登録は不要で、再生のコア機能はクラウドに依存しない。Pythonで実装され、ライセンスはGPL-3.0。Dockerコンテナーで配布され、install.sh を実行すれば最小構成で立ち上がる。

特徴の一つはHTTP APIの存在だ。cURLで /play_now にURLを送れば即座に再生、/enqueue でキュー追加、/overlay にテキストを送ればテレビ画面にトースト通知を出せる。ドアベルやセンサーをトリガーにHome Assistantから映像や通知をテレビに飛ばす、といった使い方を想定する。Jellyfinサーバーのクライアント機能も内蔵し、自宅メディアライブラリーをテレビ画面向けのUIから直接呼び出せる。

対応ハードウェアはRaspberry PiクラスのSBCのほか、Intel系のミニPC、NUC、HTPC。Wayland/X11いずれのデスクトップ環境でもネイティブQtランタイムで動作する。エコシステムとして、Home Assistant連携用の「relaytv-ha」とAndroid向けコンパニオンアプリ「relaytv-android」が別リポジトリで提供され、iPhone版とWindowsサーバー版もロードマップに挙げられている。閉じたキャスト環境に物足りなさを感じてきたメイカーにとって、自宅サーバーの延長線上で扱える選択肢の一つになりそうだ。

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FabScene編集部

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