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個人がCAD「SolveCraft」を無料公開、Fusionの部品76個を再現

オートデスクの3D CAD「Fusion」と同じような手順で部品を設計できるオープンソースのCAD「SolveCraft」が、GitHubで公開された。作ったのは開発者のbherbruck氏だ。同氏はプログラミング言語Rustで書き、AIエージェントがCADを操作するための窓口も組み込んだ。

操作の流れはFusionに近い。利用者は平面にスケッチを描き、線の平行や寸法といった条件(拘束)を付け、押し出しや回転で立体にする。作業は履歴(タイムライン)として残り、寸法の数値を変えると、変えた工程より後ろが作り直される。

同氏は、Fusionで作った部品を使って再現度を確かめる仕組みを用意した。Fusionでの作業手順をSolveCraftで再生し、できた立体の体積と面積、面・辺・頂点の数を比べる。READMEによると、76個の部品すべてが一致した。Fusionの設計画面にある機能のうち、同氏が対象とする541個については、328個(61%)を実装済みとしている。

同氏は開発の規則として、Fusionは外から動きを観察するだけにとどめると定めた。規則では、オートデスクのアイコンやヘルプの文章、Fusionで作ったファイルをリポジトリに入れないとしている。

SolveCraftは、MCP(AIエージェントが外部のソフトを操作するための共通の手順)のサーバーを備える。エージェントはCADの機能を呼び出し、体積を測り、画面を撮影できる。READMEのデモでは、エージェントが電子工作用のケースを作り、ねじ穴の台座を1つ作って4カ所に並べる。その後、パラメーターの画面で幅を80mmから100mmに変えると、ケース全体が作り直される。

最初のコミットは2026年10月7日で、同氏は10月9日にバージョン0.1.0を出した。最新の0.1.2では、Windows、macOS、Linux、FreeBSD向けのビルド済みファイルを配布しており、ブラウザーで動く版もある。SolveCraftはSTEP、3MF、STLなどで書き出せ、STEPファイルの読み込みにも対応する。ライセンスはMITかApache-2.0を選べる。

同氏は現状を「初期段階だが、簡単な部品には使える」とし、曲面、図面、CAM、シミュレーションは後回しにした。同氏は不具合の報告をGitHubで受け付け、開発への参加も募っている。

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FabScene編集部

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