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ブラウザだけで小型マイコンにアプリを書き込めるサイトが公開、20本を用意

A.P.を名乗る個人開発者が2026年5月26日、ブラウザから小型マイコンにアプリを書き込めるサイト「app-pixels.com」を公開した。対応するマイコンボードをUSBでつなぐだけで、用意されたアプリをその場で書き込める。開発ツールやドライバー、コマンド操作はいらない。

きっかけは、開発者が自分や子ども向けに、このボード用の小さなアプリをいくつも作っていたことだった。作ったアプリを、技術に詳しくない人に渡して使ってもらうのが難しかった。そこで、誰でも手軽にアプリを入れられる仕組みとして、このサイトを作ったという。

仕組みの中心は、Webブラウザから直接USB機器とやり取りできる「Web Serial」という機能だ。これを使い、サイト上のボタンを押すだけで、選んだアプリをマイコンに書き込む。通常、マイコンにプログラムを書き込むには、専用の開発環境を整え、ドライバーを入れ、コマンドを打つといった準備が要る。app-pixelsは、その手間をブラウザだけで肩代わりする。

対応するのは、Waveshareの「ESP32-S3 1.8インチAMOLED」という、有機ELの画面が付いた小型のマイコンボードだ。完成済みで小さく、持ち運びやすい。公開した時点で、時計や計算機のような実用的で単純なアプリを20本そろえた。開発者は、こうした安価で作りの良いボードは「1つの道具で1つの仕事」という考え方に合うとみている。

公開後の更新も速い。2026年5月31日には、サイトで配布する自作アプリをすべてオープンソース(MITライセンス)にし、GitHubで公開した。あわせて、利用者が自分の作ったアプリを投稿して共有できる仕組みも設けた。さらに6月2日には、次に対応するボードとして、WaveshareのESP32-S3の2.06インチ、1.75インチ、1.43インチのAMOLEDタッチ機種を挙げ、これらも投稿を受け付け始めた。

いずれのボードも、1.8インチ版と同じく完成済みで小型のため、手持ちのアプリの移植は比較的容易だとしている。配布するアプリのソースや投稿の方法は、サイトとGitHubから確認できる。

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FabScene編集部

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