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Arduino、メモリー高騰で「VENTUNO Q」を約1万6000円値上げ

Arduinoは、エッジAI向けのシングルボードコンピューター「Arduino VENTUNO Q」の価格を2026年10月19日、299ドル(約4万7000円)から399ドル(約6万3000円)に引き上げた。値上げ幅は100ドル(約1万6000円)で、約33%にあたる。同社は理由として、メモリーモジュールをはじめとする主要部品の価格高騰を挙げている。

最高製品責任者のMarcello Majonchi氏が投稿したブログ記事によると、Arduinoは2026年3月にVENTUNO Qを発表した際、導入価格を300ドル未満にすると約束し、8月に299ドルで受注を始めた。新しい399ドルを、同社は正式な小売価格と位置づけている。すでに予約した人には、導入価格をそのまま適用する。

値上げの背景について、同氏は「このようなボードを作るのに欠かせない多くの主要部品、特にメモリーモジュールのコストが業界全体で急上昇し、今も上がり続けている」と説明した。同社はその上昇分をできる限り長く吸収してきたが、399ドルは「今日の市場でこのAIコンピューターを届けるための正直な価格だ」としている。VENTUNO Qは2度売り切れ、その後も注文が続いているという。

VENTUNO QはQualcommのDragonwingプロセッサーを積み、AIの処理に使うHexagon NPUの性能を40 dense TOPSとうたう。1ミリ秒未満で応答する制御用のマイコンSTM32H5を別に載せ、メモリーは16GBを備える。書簡では、利用者がすでに音声操作や生産ラインの外観検査、人型の接客ロボットなどを作っていると紹介した。

同社は、ソフトウェアを追加の費用なしで更新し続けるとしている。次のArduino App Labでは、新しいAIモデルのほか、Raspberry Pi用の拡張ボード(HAT)やMIPI CSI接続のカメラなど、他社製のアクセサリーに対応する予定だ。Qualcomm Linuxのソフトウェア群もベータ版としてGitHubで公開している。

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FabScene編集部

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