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米Dream Labs、学習データの無いロボットも動かせるAIを公開

米国のスタートアップDream Labsは2026年10月19日(米国時間)、2本の腕を持つロボットを動かすAIモデル「Dream-1」を発表し、外部から使えるAPIの提供を始めた。学習に使っていないロボットでも、指示を文章で送るだけで作業させられるとしている。利用料はモデルを動かす1時間あたり3ドル(約480円)からで、同時に、B Capitalが主導した9000万ドル(約140億円)のシード資金の調達も明らかにした。

Dream-1は、ロボットに付けた3台のカメラ(頭部と左右の手首)の映像を入力に、ロボットの動作と、その動作で見える映像を同時に予測する。同社はこの種のモデルを「World Action Model」と呼び、2026年2月に論文「DreamZero」で発表していた。Dream-1が出力するのは関節の角度ではなく、グリッパーの位置と開閉で、各ロボットの逆運動学(手先の位置から関節の角度を求める計算)のソフトが実際の関節の動きに変換する。1回の呼び出しで1.6秒分の動作を返す。

同社によると、Dream-1は「YAM」と呼ばれるロボットアームのデータで学習した。そのうえで、学習に使っていない27機種のロボットをシミュレーターで動かし、2008年に登場した研究用の双腕ロボット「PR2」の制御も試した。8カ国のベータテスターによる使用例も公開している。食器の片付けや折りたたみ、拭き掃除など、8種類の作業を撮影した400回分の映像を、失敗も含めて編集せずに公開した。

性能の比較には、第三者のRobocurveが発表前に実施した評価の結果を示した。評価基準「RoboDojo-RC Tier 1」でDream-1のスコアは59となり、比較対象に挙げた大規模言語モデル「Opus 5.5」と「Gemini 4 Argon」の48を上回った。作業1回あたりの費用はGemini 4 Argonの16分の1としている。

同社は、特定のロボットや作業に合わせてモデルを追加学習するサービスも用意し、学習したモデルは専用のAPIとして提供する。ロボットを持っていない人向けには、サンフランシスコの同社オフィスで常時動いている実機や、シミュレーターを使って試せる環境を公開した。同社は、Dream-1を安全性を検証していない研究段階のモデルと位置付け、人の近くで動かす場合は注意するよう求めている。チームは研究者とエンジニアの12人で構成する。

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FabScene編集部

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